シルバーウィークを前に、台風25号の影響がいよいよ具体的になってきました。
9月18日夕方時点では、台風25号は小笠原諸島へ接近中。父島ではすでに強い風を観測していて、その後は進路を変え、21日ごろに関東へ最も近づく見込みです。
ただし、関東で気をつけたいのは21日だけではありません。19日夜から秋雨前線の影響で雨が広がり、20日に雨脚が強まったあと、台風本体の雨や風が重なる可能性があります。
この記事では、9月18日夕方時点の最新情報をもとに、台風25号の進路、東京・千葉・神奈川など関東への影響、飛行機や鉄道、船便、シルバーウィークの旅行・帰省をどう判断するかまで順番に整理します。
※台風の進路や雨・風の予報、交通機関の運行状況は今後変わる可能性があります。旅行や帰省、イベント参加などを予定している場合は、出発前に気象庁や交通機関、主催者の公式サイト・公式SNSで最新情報も確認してください。
【9月18日夕方 更新】台風25号の最新ポイント
- 現在:台風25号は小笠原諸島へ接近中。父島ではすでに強い風を観測しています。
- 9月19日:小笠原では荒天が続く見込み。関東は夜から秋雨前線の影響で雨が広がる可能性があります。
- 9月20日:関東で雨が強まり、沿岸部では激しい雨となる所も。最接近前でも大雨への注意が必要です。
- 9月21日:台風25号が関東へ最も近づく予想。大雨・暴風・高波に加え、飛行機や鉄道など交通への影響も警戒したい日です。
- 9月22日以降:関東では天気が回復する方向。ただし、海ではうねりや高波、陸上では前日までの大雨の影響が残る場合があります。
- 交通:航空会社では羽田・八丈島便などで変更・払い戻しの特別対応が始まっています。JR東日本も20日夕方~21日に首都圏の多くの路線で遅れや運休が発生する可能性を案内しています。
- イベント:シルバーウィーク中のイベントでは、中止・一部中止・日程変更・公式発表待ちが出ています。
今回のポイントは「21日だけ見ない」こと。
19日夜から前線の雨が始まり、20日に雨量が増え、その先で台風本体の雨や風が重なる可能性があります。
台風25号はいつ関東へ?9月18日最新の進路と19~22日の見通し
9月18日夕方時点では、台風25号は19日にかけて小笠原諸島へ接近したあと進路を変え、20日から21日にかけて関東へ近づく予想です。
現在の予報では21日に関東へ最も近づく見込みですが、影響が始まるのはそれより前です。まずは19日から22日まで、天気がどう変わっていくのかを時系列で見てみましょう。
| 日付 | 台風・天気の見通し | 予定がある人が見たい点 |
|---|---|---|
| 9月18日 | 台風25号が小笠原諸島へ接近。父島ではすでに強風を観測 | 小笠原方面では船便・航空便の最新情報 |
| 9月19日 | 小笠原では荒天。関東は夜から雨が広がる可能性 | 夜まで外出する場合は帰宅時間帯の天気 |
| 9月20日 | 関東で雨が強まり、沿岸部を中心に激しい雨となる所も | 大雨、鉄道・道路・航空便への影響 |
| 9月21日 | 台風25号が関東へ最も近づく予想。雨に加えて風も強まる可能性 | 飛行機・鉄道・道路の運行状況を出発直前に再確認 |
| 9月22日 | 台風は関東から離れる方向。天候は回復傾向 | 高波・うねり、前日からの交通の乱れ |
9月18日15時現在|台風25号は父島の南南東約170km
9月18日15時現在、大型の台風25号(ドゥージェン)は父島の南南東約170kmにあり、西北西へ時速35kmで進んでいます。
| 大きさ | 大型 |
|---|---|
| 中心位置 | 父島の南南東約170km |
| 進行方向・速さ | 西北西・35km/h |
| 中心気圧 | 975hPa |
| 最大風速 | 30m/s |
| 最大瞬間風速 | 45m/s |
| 暴風域 | 中心から半径110km |
父島では18日12時52分に最大瞬間風速26.7m/sを観測しています。小笠原は「これから影響するかもしれない」という段階ではなく、すでに台風本体の影響が出始めています。
19日は小笠原で荒天、関東は夜から雨が広がる見込み
19日は小笠原で引き続き風雨が強まる一方、関東では秋雨前線の影響が目立ち始めます。
台風の中心はまだ関東から離れていますが、南から暖かく湿った空気が前線へ流れ込むため、夜になると雨の範囲が広がる見込みです。
昼間に天気が大きく崩れていなくても、夜まで外出するなら帰宅時間帯まで見ておいた方がよさそうです。
20日は関東で雨が強まり、21日に最接近する予想
20日は関東で雨への警戒度がさらに上がります。
沿岸部を中心に1時間30mm以上の激しい雨となる所があり、その後21日にかけて台風本体の雨や風が加わるおそれがあります。
20日は「台風がまだ来ていない日」というより、前線の雨がすでに強まり、そのあと台風本体が近づいてくる日と考えた方が実際の状況に近いでしょう。
22日は関東から離れる見込み|上陸が決まったわけではない
21日に関東へ近づいたあと、台風25号は東へ進み、22日は関東から離れていく見込みです。
ここで区別しておきたいのが、「関東へ接近する」と「関東へ上陸する」は同じではないという点です。
現時点では21日に関東の東側へ進む予想ですが、進路が東西へ少しずれるだけでも、陸地での雨や風の強さは変わります。予報円の中心線だけを追わず、雨・風の予報もあわせて見る必要があります。
20~21日の東京・千葉・神奈川はどうなる?大雨・暴風を地域別に確認
関東では、地域によって影響の出方が違います。
海に近い千葉や神奈川では風・高波の影響が大きくなりやすく、東京では大雨に加えて湾岸部の強風も気になります。一方、埼玉や群馬、栃木など内陸では、台風の中心から離れていても秋雨前線の雨が長引くことがあります。
「関東に台風が接近する」という情報だけでは、自分の地域で何を警戒すればいいのかまでは分かりません。地域ごとの違いを整理します。
関東では総雨量300mm以上となるおそれも
関東全体で見ておきたいのが、短時間の雨だけでなく、数日かけて積み上がる雨量です。
前線による雨に台風本体の雨が加わった場合、伊豆諸島や関東の多い所では総雨量300mm以上となるおそれがあります。
関東全域で300mm降るという意味ではありません。それでも、低い土地の浸水や道路冠水、河川の増水、土砂災害を考えるには見過ごせない雨量です。
東京|大雨に加えて湾岸部の風も確認
東京都では前線によるまとまった雨に加え、台風が近づくと湾岸部を中心に風も強まりそうです。
都心でも短時間に雨が集中すれば道路が冠水することがあります。ライブや買い物など屋内の予定でも、そこへ向かう電車や道路が乱れれば話は別です。
屋内イベントだから天気は関係ない、とまでは言い切れません。
千葉|大雨・暴風・高波が重なる可能性
千葉は今回の進路で特に気になる地域のひとつです。
房総半島は太平洋へ張り出しているため、台風の中心が沖合を進んでも、雨に加えて強風や高波の影響を受けることがあります。
海沿いの観光、キャンプ、釣り、マリンレジャーなどは、雨が降るかどうかだけでなく風と波も見ておきたいところです。
千葉では直近の大雨でも、大網白里市や九十九里町などで再び冠水が起きています。今回の雨を見るうえでも、直前までにどれだけ雨を受けているかは無視できません。

神奈川|沿岸部の強風・高波と内陸の大雨に注意
神奈川県では、横浜・川崎など東京湾側と、湘南・三浦半島など相模湾側で海からの影響にも目を向ける必要があります。
沿岸部では強風や高波、内陸ではまとまった雨。県内でも場所によって警戒したい現象が少しずつ違います。
茨城|太平洋側では風と波も警戒
茨城県も、台風の中心が海上を進んだ場合でも沿岸部では強風や高波の影響を受けるおそれがあります。
上陸しなければ影響が小さいとは限りません。海沿いへ出かける予定がある場合は、波浪情報まで見ておく方が確実です。
埼玉・群馬・栃木|内陸でも前線の雨は別問題
海から離れた地域では高波の心配はありませんが、前線の雨は台風の中心位置だけで決まりません。
山間部では土砂災害や河川の増水、道路への影響も考えられます。登山やキャンプ、山沿いのドライブでは、目的地周辺の雨量や警報・注意報にも目を向けてください。
伊豆諸島・小笠原|台風本体の影響がより直接的に
小笠原ではすでに強風を観測し、台風本体の影響が始まっています。
伊豆諸島も本州より台風に近づく可能性が高く、雨・風・高波のすべてが対象です。直近の大雨で被害を受けた地域では、新たな雨が上乗せされる点にも注意が必要です。
静岡・伊豆|進路を変えるタイミングで影響が変わる
静岡県も、台風が東へ向きを変えるタイミングによって影響が変わりやすい地域です。
伊豆半島など沿岸部では、まとまった雨に加えて強風や高波にも注意してください。
飛行機や電車は止まる?羽田・JR・船便の最新状況
9月18日夕方時点で、羽田発着便がすべて欠航したり、首都圏の鉄道が一斉に止まったりしているわけではありません。
一方、航空会社では変更・払い戻しの特別対応が始まり、小笠原方面ではすでに船便の欠航と臨時便が決まっています。JR東日本も20日夕方から21日にかけて、広い範囲で運行への影響が出る可能性を案内し始めました。
「影響が見込まれる」「無料で変更できる」「欠航・運休が決まった」では、状況がそれぞれ違います。
ANA|21日の羽田発着便は特別対応対象
ANAは台風25号の影響が見込まれる便について、通常の運航状況にかかわらず、手数料なしで変更や払い戻しを受け付けています。
9月18日12時15分時点では、9月21日の羽田空港発着便や、20~21日の八丈島発着便が対象です。
ここでいう特別対応は、「対象便がすべて欠航する」という意味ではありません。まだ飛ぶ可能性がある段階でも、旅程を変えやすくするための対応です。
JAL|21日午前の羽田で運航への影響の可能性
JALも、21日午前の羽田空港について、台風25号による運航への影響が発生する可能性を案内しています。
現時点で一律の欠航が決まっているわけではありません。利用予定がある場合は、空港全体ではなく予約している便名ごとの運航状況を見る必要があります。
八丈島へ行く人は往路だけでなく帰りの便まで確認
八丈島方面は、本州側より早い段階から交通への影響を考えたい地域です。
行きの便が飛んでも、帰りの便や現地の観光施設、イベントまで同じように予定通りとは限りません。
往路・滞在中・復路までひとつの旅程として見ておくと、日程変更の判断がしやすくなります。
JR東日本|20日夕方~21日は首都圏各線で遅れ・運休の可能性
9月18日17時58分時点では、JR東日本の関東エリアは多くの路線で通常運転を続けています。
ただし台風25号の接近を受けて、9月20日夕方から21日にかけて遅れや運休が発生する場合があるとの案内が首都圏の広い範囲へ出ています。
山手線、東海道線、京浜東北線、横須賀線、中央線快速、中央・総武線、総武快速線、京葉線、武蔵野線、常磐線、宇都宮線、高崎線、埼京線など、多くの主要路線が対象です。
首都圏全体の計画運休が決まったわけではありませんが、「今は平常運転だから21日も通常通り」と見る段階ではなくなっています。
さらに房総方面では、総武本線の佐倉~銚子、内房線の君津~安房鴨川、外房線の誉田~安房鴨川などで、20日夕方ごろから21日にかけて運転を取りやめる可能性が案内されています。
20日午後から21日に鉄道を使う予定なら、前日の夜と出発直前の両方で運行情報を見直した方がよさそうです。
内房線は一部で既存の運転見合わせ|台風25号が原因ではない
千葉方面ではもうひとつ、台風25号とは別の影響があります。
内房線の千倉~安房鴨川間では、以前の大雨による土砂崩れの影響で運転見合わせが続いています。20日始発からの運転再開が見込まれていますが、今後の天候次第では予定が変わることもあります。
さらに20日夕方以降は、今度は台風25号の影響によって君津~安房鴨川間で運転を取りやめる可能性も示されています。
房総方面へ向かう人は、「台風25号で止まるか」だけではなく、すでに発生している輸送障害と今後の台風対応を分けて見る必要があります。
おがさわら丸|欠航と臨時便が決定
小笠原海運では台風25号の影響により、9月18日東京発、22日父島発のおがさわら丸が欠航となり、臨時便が設定されています。
予定されている臨時便は、9月22日11時東京発・23日11時父島着と、23日15時30分父島発・24日15時30分東京着です。
小笠原旅行では1便の変更が滞在日程そのものへ響くため、帰京日まで含めて旅程を組み直す必要があります。
高速道路|現時点で具体的な大規模通行止め予定は確認できず
9月18日夕方時点では、台風25号を理由とする関東の具体的な大規模通行止め予定は確認できていません。
ただし大雨時は、高速道路の雨量規制だけでなく、一般道の冠水や土砂災害、強風による規制が先に出ることもあります。
車移動の場合は高速道路だけでなく、目的地までの一般道も含めて見る必要があります。
シルバーウィークの旅行・帰省はどうする?19~22日の日付別に判断
天気と交通の見通しが分かったところで、残るのは「予定をそのままにするか、動かすか」という判断です。
今回は21日の最接近だけでなく、その前後でリスクの種類が変わります。日付ごとに考えてみましょう。
9月19日|昼より夜の移動に注意
19日の関東は、日中より夜の方が天気の変化を意識したい日です。
昼間に予定が終わるなら大きな影響を受けない地域もありそうですが、夜まで外出する場合は、帰宅時間帯に雨が広がっていないかを見てください。
9月20日|最接近前でも大雨への警戒が必要
20日は「台風が関東へ最も近づくのは翌日だから、まだ大丈夫」とは考えにくい日です。
前線の雨が強まるため、遠方への旅行や前泊では目的地の天気だけでなく、途中の鉄道・道路・空港も影響を受ける可能性があります。
「行けるか」だけではなく、「翌日まで旅程を続けられるか」まで見ておきたい日です。
9月21日|交通への影響を最も慎重に見たい日
現時点では、21日に台風25号が関東へ最も近づく見込みです。
この日は雨と風だけでなく、飛行機、鉄道、高速道路まで含めて旅程全体を見る必要があります。
航空便では、欠航が決まる前から無料変更・払い戻しの対象になる場合があります。予定を変える選択肢がある人は、運航結果だけを待たず、予約条件も確認してみてください。
9月22日|関東は回復傾向
22日は台風が関東から離れ、天気が回復する地域が増える見込みです。
日程を動かせる場合は20~21日より予定を立てやすくなりそうですが、海のレジャーは別です。晴れていてもうねりや高波が残る場合があります。
航空券やホテルはキャンセル条件も先に確認
旅程を変えるか迷ったときは、欠航情報だけでなく予約条件も見ておくと判断しやすくなります。
- 手数料なしで日程変更できるか
- 払い戻しの対象になっているか
- ホテルの無料キャンセル期限はいつか
- パックツアーや旅行商品の取消条件はどうなっているか
航空会社の特別対応が始まる前に自己都合で取り消すと、通常のキャンセル料がかかる場合もあります。先に予約先の案内を確認してから手続きを進める方が安全です。
◯おすすめ記事
シルバーウィークのイベントは中止?開催変更の最新情報
シルバーウィーク中のイベントにも、すでに台風25号の影響が出ています。
全面中止になったものがある一方、花火や屋外企画だけを取りやめるケース、開催日によって判断が分かれるイベントもあります。
「中止」という文字だけを見るのではなく、イベント全体なのか、一部企画なのか、自分が参加する日がどうなっているのかまで見る必要があります。
個別イベントの最新状況は、こちらで随時整理しています。
台風25号で中止・変更になった主なイベントまとめ【2026年9月最新】

なぜ19日から雨?秋雨前線と台風25号で大雨になる理由
台風25号が関東へ最も近づくのは21日ごろです。それなのに、雨は19日夜から始まると予想されています。
理由は、今回の雨が台風本体だけで降るわけではないからです。
本州付近には秋雨前線があり、その南側から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状態です。そこへ台風25号が北上すると、台風周辺の大量の水蒸気も前線へ運ばれ、中心から離れた場所でも雨雲が発達しやすくなります。
台風が遠くても前線へ湿った空気が流れ込む
台風周辺の暖かく湿った空気が秋雨前線へ流れ込むと、前線付近では空気が上昇し、雨雲が発達しやすくなります。
こうして19日から前線の雨が始まり、20日に雨量が増え、21日に台風本体の雨が重なれば、1日ごとの雨量だけを見るより総雨量が大きくなります。
| 日付 | 雨を強める主な要因 |
|---|---|
| 9月19日 | 秋雨前線 |
| 9月20日 | 秋雨前線+台風周辺の暖かく湿った空気 |
| 9月21日 | 前線+台風25号本体の雨 |
台風の中心がまだ遠いからといって、雨の影響もまだ遠いとは限りません。
台風24号の際にも、中心が関東を直撃しなくても前線へ湿った空気が流れ込み、大雨となった地域がありました。仕組みをさらに詳しく知りたい場合はこちらで解説しています。

前回の線状降水帯と似ている点、違う点
9月8日の大雨では、愛知・岐阜を中心に線状降水帯が発生しました。
名古屋では1時間104.5mm、多治見市では93.0mmの猛烈な雨を観測し、いずれもその地点の観測史上1位となりました。愛知県と岐阜県では「顕著な大雨に関する気象情報」も発表され、庄内川では氾濫特別警報が出ています。
前回と今回で似ているのは、台風周辺の暖かく湿った空気が前線へ供給される構図です。
前回はこれに加えて、三重県付近に風の収束域となるシアーラインが形成され、雨雲が次々に発達しました。
ただし、今回も同じ場所で線状降水帯が発生するという意味ではありません。前線の位置や風がぶつかる場所、台風が東へ曲がるタイミングが違えば、雨雲が発達する地域も変わります。
| 比較 | 9月8日の大雨 | 今回の台風25号 |
|---|---|---|
| 秋雨前線 | 本州付近に存在 | 本州付近に存在 |
| 湿った空気 | 台風24号から変わった熱帯低気圧周辺から流入 | 台風25号周辺から流れ込む見込み |
| 局地的な風の収束 | 三重県付近でシアーライン形成 | どこでどの程度強まるかは今後の予報を確認 |
| 線状降水帯 | 愛知・岐阜で発生 | 同様の場所・状況になるとは限らない |
| 見るべき点 | 猛烈な雨と河川の危険度上昇 | 前線位置・湿った空気・積算雨量・局地的な雨雲発達 |
「前回大雨だった場所だから今回も同じ」とも、「前回大丈夫だった場所だから今回も安全」とも言えません。
線状降水帯がなくても積算雨量は増える
大雨災害は、線状降水帯が発生したときだけ起きるものではありません。
強い雨が断続的に続けば、線状降水帯と呼ばれる状態にならなくても雨量は積み上がります。
今回のように台風本体の接近前から前線の雨が始まる場合は、
- いま何mm降っているか
- 前日からどれだけ雨量が積み上がったか
- 河川の水位が上がっていないか
- 土砂災害の危険度が高まっていないか
を合わせて見る方が、実際の危険度をつかみやすくなります。
関東で雨が数日続いたときに、どこまで雨量が積み上がり、交通へどんな影響が出たのかはこちらの記事でも詳しく整理しています。

伊豆諸島など大雨被災地では追加の雨にも注意
直近に大雨を受けた地域では、今回降る雨の量だけで危険度を判断しにくくなります。
雨が止んでも地面や斜面の内部には水分が残っていることがあり、復旧途中の道路や施設に新たな雨や風が加われば、平常時より影響が大きくなる場合があります。
特に伊豆諸島では直近に記録的な大雨となった地域があります。
今回の台風25号では「これから何mm降るか」だけでなく、その場所が直前までにどれだけ雨を受けているかも合わせて見ておく必要があります。
台風25号の影響はいつまで?22~23日の天気と高波の見通し
21日の接近後、関東の天気は22日から回復へ向かう見込みです。
ただし、台風の影響が一斉に終わるわけではありません。空・海・交通では、通常へ戻るタイミングが少しずつ違います。
22日は関東で天気が回復する見込み
関東では21日の荒天のあと、22日は晴れ間が戻り、気温も上がる予想です。
20~21日に比べれば予定を立てやすくなりそうですが、前日に鉄道や航空便の乱れが発生した場合、天気が回復しても朝からすべて通常通りとは限りません。
23日にかけて行楽日和になる地域が増える
23日にかけても、東日本では日差しの届く地域が増える見込みです。
旅行や観光の日程を動かせる人にとっては、シルバーウィーク前半より後半の方が天候面では動きやすくなる可能性があります。
ただし、台風の進路や速度が変われば回復する時間帯も前後します。22~23日の予報も固定せず、21日の接近が近づいた段階で改めて見る必要があります。
晴れても海ではうねりや高波が残ることがある
空が晴れると「もう台風は終わった」と感じやすいですが、海は少し事情が違います。
台風によって生じたうねりは、本体が離れたあとも遠くまで伝わります。そのため、陸上では雨が止まり風も弱まっているのに、海ではまだ波が高いことがあります。
22日に晴れていたとしても、
- 海水浴
- サーフィン
- SUP
- 釣り
- 磯遊び
- 海沿いの遊歩道や観光地
などは、空模様だけで判断しない方がいいでしょう。波浪情報や施設側の営業案内まで見てください。
台風が去った翌日も前日の雨の影響が残る場合がある
河川の水位や斜面の状態も、雨が止んだからといってすぐ元通りになるわけではありません。
山間部、キャンプ場、渓谷、河川敷などへ向かう場合は、その日の天気だけではなく、前日までにどのくらい雨が降ったかも判断材料になります。
直近の大雨後に再び冠水した千葉県内の事例はこちらで詳しくまとめています。

台風25号についてよくある質問
最後に、台風25号について特に確認されやすい疑問を短く整理します。
台風25号は東京や関東に上陸しますか?
9月18日夕方時点では、関東への上陸は決まっていません。21日に関東へ最も近づき、その後は関東の東へ進む予想です。
「接近」と「上陸」は別なので、進路予報が関東へ近づいていることだけを見て上陸確定とは判断しないでください。
東京はいつから雨や風が強くなりますか?
東京では19日夜から雨が広がり、20~21日に雨や風が強まる見込みです。
21日の最接近だけではなく、19日夜からの雨量の積み重なりを見る必要があります。
9月20日は関東へ出かけても大丈夫ですか?
20日は最接近前ですが、すでに関東で雨が強まる可能性があります。
予定がある場合は目的地の天気だけでなく、往復の鉄道・道路・航空便まで含めて判断してください。
9月21日の羽田空港は使えますか?
9月18日夕方時点で、21日の羽田発着便がすべて欠航すると決まっているわけではありません。
ただし航空会社では特別対応や運航への影響見込みが案内されています。利用予定便ごとの最新状況を確認してください。
9月21日の電車は動きますか?
現時点で首都圏全体の計画運休が決まったわけではありませんが、JR東日本は20日夕方から21日にかけて、多くの路線で遅れや運休が発生する可能性を案内しています。
房総方面では運転を取りやめる可能性まで示されている区間があります。21日に鉄道を利用するなら、前夜と当日の両方で確認した方がいいでしょう。
9月22日なら旅行しやすくなりますか?
22日は関東で天気が回復する見込みです。
ただし、前日の交通の乱れや、海上の高波・うねり、大雨後の道路や斜面への影響が残ることがあります。
台風25号で中止になったイベントはどこで確認できますか?
個別イベントの全面中止、一部中止、日程変更、公式発表待ちは別記事でまとめています。
台風25号で中止・変更になった主なイベントまとめ【2026年9月最新】
まとめ|21日の接近だけでなく19日夜からの雨と交通情報を見る
台風25号は、9月18日夕方時点では21日ごろに関東へ最も近づく見込みです。
- 19日夜:秋雨前線の影響で関東でも雨が広がる見込み
- 20日:関東で雨が強まり、沿岸部では激しい雨となる可能性
- 21日:台風25号が関東へ最も近づき、大雨・暴風・高波や交通への影響に注意
- 22日以降:関東では天気が回復する方向。ただし海や前日までの大雨の影響が残る場合あり
今回の台風25号は、21日の最接近だけを見るより、19日夜から始まる雨と20日の雨量、その先の交通への影響までひと続きで見た方が状況をつかみやすくなります。
旅行や帰省では、天気予報だけでなく航空会社や鉄道会社の案内も重要です。欠航・運休が決まる前から、旅程変更の特別対応や運休の可能性が発表される場合があります。
イベントの中止・変更情報はこちらで更新しています。

予報はまだ動きます。シルバーウィークに予定がある人は、この記事の更新時刻も確認しながら、出発前には目的地の天気と利用する交通機関の最新情報をもう一度見直してください。
参考リンク
台風25号の進路や交通への影響を確認する際に利用した主な公式情報です。予報や運行状況は随時更新されるため、最新情報は各公式ページをご確認ください。
- 気象庁|台風情報
- 気象庁|天気予報・気象情報
- ANA|運航の見通し・航空券の特別対応
- JAL|悪天候による国内線運航への影響
- JR東日本|関東エリアの運行情報
- 小笠原海運|おがさわら丸 運航情報
- NEXCO東日本|道路交通情報
- 首都高速道路|交通情報
※台風の進路、雨・風の予報、交通機関の運行状況は随時更新されます。旅行や帰省、イベント参加などを予定している場合は、出発前に気象庁や交通機関、主催者・施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

