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10月から第三のビールが増税?実はビールは減税!350ml・500ml・24本で酒代はどう変わる?

10月から酒税が変わる! 話題
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「10月から第三のビールが値上げします」

こんな話を聞くと、「また酒税か……」となりますよね。

ビール好きとしても、酒税の話はちょっと身構えるところです。普段飲んでいるものがまた高くなるのか、と。

ところが、今回の改正。よく見ると、ちょっと面白いんです。

2026年10月1日から、ビールの酒税は下がります。

いわゆる第三のビール(新ジャンル)は、350ml換算で46.99円から54.25円へ。約7.26円の増税です。一方、ビールは63.35円から54.25円へ下がり、こちらは9.10円の減税になります。

「え、酒税って上げるだけじゃないの?」と思いませんか?

今回起きるのは、単純な増税ではありません。これまでビール、発泡酒、新ジャンルに分かれていた酒税の差を、段階的に縮めてきた流れの最後が2026年10月1日なんです。

しかも、税金だけではありません。メーカーによっては、これまで第三のビールとして販売してきた商品そのものをビールへ変更する動きまで出ています。

そうなると気になるのが、「結局、自分の酒代はどうなるの?」というところですよね。

まずは制度の全体像から見ていきます。

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10月1日から酒税が変わる。第三のビールだけが増税されるわけではない

2026年10月1日から、ビール系飲料の酒税が変わります。

これまでビール、発泡酒、新ジャンルでは酒税に差がありました。ところが2026年10月1日以降は、ビール・発泡酒・新ジャンルについて、350ml換算で54.25円の水準へ一本化されます。

ここだけ聞くと、「じゃあ全部同じ税金になるんだ」と思いますよね。

そうなんですが、そこへ至るまでの動きは少し複雑です。なぜなら、今まで同じような酒類でも税金が違っていたから。

ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税が54.25円に一本化

まず、ビールと新ジャンルを比べると変更が分かりやすくなります。

区分 2026年9月30日まで 2026年10月1日から 変化
ビール 63.35円 54.25円 9.10円減
新ジャンル 約46.99円 54.25円 約7.26円増

これまでビールと新ジャンルの間にあった酒税の差が、10月1日を境に消えるわけです。

新ジャンルを飲んできた人からすると「増税」。ビールを飲んでいる人からすると「減税」。同じ酒税改正なのに、立場によって見え方が変わるんですよね。

だから「第三のビールが値上げ」というニュースだけを見ると、どうしても片側だけが強く見えてしまいます。

第三のビールは約7.26円増税、ビールは9.10円減税

350ml換算で見ると、新ジャンルは約7.26円の増税。ビールは9.10円の減税です。

ここでちょっと面白いのが、これまで「ビールは税金が高い」というイメージを持っていた人も多いこと。

その差が10月1日からなくなります。

「第三のビールが増税される」だけではなく、「ビールが減税される」ことも同時に起きる。

この2つをセットで見ておくと、今回の改正がかなり分かりやすくなります。

ただし、ここで「じゃあ10月からビールのほうが安いんだ」と決めてしまうのは、まだ早いんです。

酒税は商品の価格を決める要素の一つにすぎないからです。

なぜ酒税を一本化するの?2020年から3段階で進んできた改正

そもそも、どうしてこんな税率変更をするのでしょうか。

財務省が示している考え方は、ビールや発泡酒、新ジャンルなど、類似する酒類の間にある税率格差を見直し、税負担の公平性を整えていくというものです。

これまでビールと発泡酒、新ジャンルには酒税の差がありました。

するとメーカー側からすると、「税率の低い区分の商品を作れば、価格を抑えやすい」という事情も出てきます。実際、酒税の違いは商品開発や販売数量にも影響すると財務省は説明しています。

そこで、2020年、2023年、2026年と段階的に税率を近づけてきました。

ビールは350ml換算で77円から70円、63.35円と下がり、2026年10月には54.25円へ。逆に新ジャンルは28円から37.80円を経て、54.25円まで上がります。

今回だけを切り取ると「新ジャンルが増税された」という話になりますが、流れを追ってみると、ビール系飲料の税率差を少しずつ縮めて、最後に同じ水準へそろえるという改正なんです。

この背景を知っておくと、「なぜ第三のビールばかり値上げされるの?」という疑問も少し見え方が変わりますよね。

「増税」という言葉だけでは見えにくい、今回の変更のポイント

ここまでを一度整理してみましょう。

今回の変更 どうなる?
ビール 酒税が下がる
新ジャンル 酒税が上がる
2026年10月1日以降 酒税は350ml換算54.25円へ一本化
改正の背景 酒類間の税率格差を縮め、税負担の公平性を整える

ここまで分かれば、ニュースで「第三のビール増税」と見かけても、それだけで驚く必要はなさそうです。

むしろ気になるのは、その増減が実際の酒代にどれくらい出てくるのか。

1本なら数円。では24本なら? 500mlなら? 毎日飲んでいたら年間では?

ここからは、数字を自分の財布に置き換えてみます。

酒税はいくら変わる?350ml・500ml・1ケース・年間で計算してみる

ビール価格の増減を示す家計管理図

「約7円増」「9.10円減」と言われても、1本だけならそれほど大きく感じないかもしれません。

缶ビールを買うたびに数円変わると言われても、普段の買い物では意外と実感しにくいですよね。

ところが、ケースで買う人や毎日飲む人になると話は変わってきます。

しかも350mlと500mlでは1本あたりの税額も変わります。ここは一度、自分の飲み方に合わせて計算してみましょう。

350ml・500mlではいくら変わる?

容量 新ジャンル ビール
350ml 約7.26円増 9.10円減
500ml 約10.38円増 13.00円減

350mlなら新ジャンルの増税分は約7.26円。それが500mlになると約10.38円になります。

ビールなら350mlで9.10円の減税、500mlでは13円の減税です。

500mlをいつものサイズにしている人なら、「7円くらいか」と思っていたより、もう少し差が出てきます。

ただし、ここで出している数字はあくまで酒税そのものの変化。

「じゃあ500ml缶が10円値上がりするの?」という話ではありません。実際の販売価格については、メーカーや販売店の価格設定が入ってきます。

24本買うと、酒税だけでどれくらい変わる?

ケース買い派なら、1本の数字だけではなく、24本にしてみると一気に実感しやすくなります。

350mlを24本買った場合、新ジャンルは約7.26円×24本なので、酒税の増加分は約174円。

ビールなら9.10円×24本で、約218円の減税です。

350ml×24本 酒税の変化
新ジャンル 約174円増
ビール 約218円減

1本だと数円でも、24本にすると100円単位になります。

ここでちょっと期待したくなるのが、「じゃあビールのケースが約218円安くなるの?」というところですよね。

でも、そこはまだ分けて考える必要があります。

この約218円は、あくまで酒税の変化分。スーパーの売値がそのまま218円下がるという意味ではありません。

毎日1本なら、1カ月・1年間ではいくら変わる?

では、毎日1本飲む人ならどうでしょう。

350mlを1日1本、1カ月を30本として計算すると、新ジャンルは約218円の増税相当。1年間を365本で考えると、約2,651円の増税相当になります。

ビールなら、1カ月で273円、1年間では約3,322円の減税相当です。

350mlを1日1本 1カ月(30本) 1年間(365本)
新ジャンル 約218円増 約2,651円増
ビール 273円減 約3,322円減

ここまで来ると、「1本数円」では終わらない感じがしてきますよね。

ただし、これも酒税だけを計算した数字です。

年間の酒代がそのまま約2,651円増えるわけでもなければ、ビールが約3,322円安くなると決まったわけでもありません。

では実際の店頭価格はどうなるのか。

ここから先が、今回の話で一番ややこしいところなんです。

酒税が同じになっても、ビールと第三のビールの販売価格は同じにならない

「酒税が同じになるなら、ビールも第三のビールも同じ値段になるのでは?」

そう思いますよね。

ところが、ここにはもう一段階あります。

酒税の差がなくなることと、商品の販売価格の差がなくなることは、別の話です。

「酒税の差が0円」と「店頭価格の差が0円」は別の話

缶の値段は酒税だけで決まっているわけではありません。

原材料、製造方法、容器、物流、メーカーの価格設定、販売店の価格設定など、いろいろな要素が積み重なって最終的な価格になります。

だから、10月1日から酒税が54.25円にそろったとしても、商品価格まで同じになるわけではありません。

実際、2026年9月17日時点のベイシアネットスーパーでは、350ml缶24本の価格が「金麦」3,333円、「本麒麟」3,333円なのに対して、「サッポロ生ビール黒ラベル」は4,477円、「スーパードライ」は4,521円でした。

もちろん、これはその日に、その販売店で確認できた価格です。セールもあれば地域差もありますし、別の店なら違う数字になります。

それでも、酒税差だけでは説明できない価格差が実際に存在していることは分かります。

金麦と黒ラベルなら、この例では1ケースで1,144円の差。酒税差が10月からゼロになったとしても、この金額差が自動的にゼロになるわけではありません。

メーカーの価格改定と、スーパーなどの店頭価格はどう違う?

ここも少しややこしいんですよね。

メーカーが「10月1日から価格改定」と発表しても、それは必ずしも「10月1日からスーパーの値札が同じ金額だけ変わる」という意味ではありません。

メーカーが示しているのは、生産者価格や出荷価格である場合があります。

そこから流通を通り、最終的に小売店の値札になります。

キリンやサントリー、アサヒなどは、2026年10月の酒税改正に合わせて生産者価格の改定を発表しています。

だからニュースで「7.26円値上げ」「9.10円値下げ」と出てきても、それをそのまま「スーパーで7.26円上がる」「9.10円下がる」と読み替えないほうがいいんです。

酒類は自由価格なので、最後にいくらで売るかは販売店側の判断も入ります。

ビールの減税分も、そのまま値下げされるとは限らない

ビール好きとしては、ここはちょっと期待したくなるところです。

酒税が9.10円下がるなら、その分だけビールが安くなってくれたらうれしいですよね。

ただ、メーカー側のコストが酒税だけで決まっているわけではありません。

原材料や物流など別のコストが動いていれば、税金が下がった分をそのまま値下げに回すとは限らない。

逆に、新ジャンルも同じです。酒税が約7.26円上がるからといって、すべての商品が一律にその金額だけ上がるわけではありません。

税金は価格を動かす材料の一つ。そこから先は商品ごと、販売店ごとに違ってきます。

現在の実売価格では、ビールと旧・第三のビールにどれくらい差がある?

いまの価格をもう一度見てみると、10月以降を考えやすくなります。

2026年9月17日時点のベイシアネットスーパーでは、350ml・24本の金麦と本麒麟が税込3,333円。黒ラベルは4,477円、スーパードライは4,521円でした。

この日のこの店では、金麦と黒ラベルで1ケース1,144円の差があります。

ここに「10月から酒税差がなくなる」という情報を重ねると、今回の改正がちょっと面白く見えてきませんか?

税金の差はなくなる。

でも、商品の値段はそれだけでは決まらない。

そして、メーカーの中には、そもそも商品のカテゴリー自体を変えようとしているところまである。

そう。ここからは「第三のビールそのものがどうなるのか」が気になってきます。

第三のビールはどうなる?金麦・本麒麟など主要商品をチェック

麦芽とホップへ広がる缶飲料棚

酒税の数字より、普段飲んでいる人にとってはこっちのほうが気になるかもしれません。

「で、いつもの缶は10月からどうなるの?」

実は、これが一律ではありません。

これまで第三のビールと呼ばれてきた商品が全部ビールになるわけでもなければ、全部なくなるわけでもありません。

「第三のビール」は正式な酒税法上の名称ではない

「第三のビール」という呼び方はすっかり定着していますが、酒税法上の正式な商品区分ではありません。

これまで一般に第三のビールと呼ばれてきた商品の多くは、新ジャンルとして扱われてきました。

ここを押さえておくと、10月以降にパッケージを見て「あれ、前と違う?」となったときも、何が起きているのか分かりやすくなります。

2026年10月以降は、この新ジャンルの商品が全部同じ方向へ進むわけではありません。

中身や製法を変えてビールになる商品もあれば、発泡酒として販売される商品もあります。

10月以降はビールになる商品と、発泡酒として残る商品がある

商品 これまで 2026年10月以降 変更時期
金麦 新ジャンル ビール 10月6日
本麒麟 新ジャンル ビール 11月4日
GOLD STAR 新ジャンル ビール 10月20日
麦とホップ 新ジャンル ビール 10月20日
クリアアサヒ 新ジャンル 発泡酒 10月以降
のどごし<生> 新ジャンル 発泡酒 10月以降

こうして並べると、かなり面白いですよね。

これまで「第三のビール」としてひとまとめに見ていた商品が、10月以降はビールと発泡酒に分かれていく。

「第三のビールがなくなる」というより、これまでのカテゴリーそのものが組み替えられていくと考えたほうが近いでしょう。

金麦・本麒麟・GOLD STAR・麦とホップはどう変わる?

サントリーの「金麦」は、2026年10月6日からビールとして発売されます。

単なる表示変更ではなく、従来の新ジャンル製法からビール製法へ変更し、麦芽使用比率も高める方針です。

キリンの「本麒麟」も11月4日からビールへ変更。麦100%の生ビールとしてリニューアルされます。

サッポロの「GOLD STAR」「麦とホップ」も10月20日からビールとして発売されます。

つまり、これまで新ジャンルというカテゴリーで競っていたブランドの一部が、これからはビールのカテゴリーの中で競うことになるわけです。

ビール好きとしては、ここはちょっと気になるところですよね。

「名前は知っている。でも中身はどう変わった?」

「今までの味が好きだった人はどう感じる?」

実際に飲み比べてみたくなる動きが、かなり増えてきます。

クリアアサヒやのどごし<生>などはどうなる?

もちろん、全部がビールになるわけではありません。

アサヒの「クリアアサヒ」「アサヒ ザ・リッチ」などは、10月以降の表示区分が発泡酒になります。キリンの「のどごし<生>」も発泡酒として表示される予定です。

ここは「第三のビール」という一つの箱で見ていると分かりにくいところです。

10月以降は、同じように見えていた商品でも、酒類区分や製法が違ってくる。

だから、いつものブランドを買う人ほど、10月以降は缶の表示をちょっと見てみる価値があります。

商品によって変更日が違うので「10月1日」だけを見ない

そして、もう一つ注意したいのが変更日です。

酒税が変わるのは10月1日。でも、商品がリニューアルされる日は同じではありません。

金麦は10月6日、本麒麟は11月4日、GOLD STARと麦とホップは10月20日。

つまり10月1日に売り場を見て、「あれ? まだ前のパッケージだ」となっても不思議ではありません。

酒税の変更日と、商品の切り替え日は別々に動くんです。

9月中に買っておいたほうが得?10月前後の価格変化を考える

秋のスーパー価格比較を考える女性

ここまで見てくると、次に考えたくなるのはやっぱりこれですよね。

「値上がりするなら、9月中に買っておいたほうがいいんじゃない?」

ケース買いする人なら、そう考えるのも自然です。

ただ、今回ばかりは「今のうちに買えば絶対お得」とは言い切れません。

9月中に買えば必ず安いとは限らない

新ジャンルなど税率が上がる商品については、酒税そのものは10月から上がります。

でも、9月末にはセールがあるかもしれない。逆に10月に入ってからメーカーや販売店が価格を調整する可能性もある。

ビールは酒税が下がるので、10月以降の価格を見てから買ったほうがいいケースもあります。

「増税前だから、とりあえず何ケースも買っておく」という判断は、税率だけでは決められないわけです。

流通在庫には酒税を調整する仕組みがある

ここで知っておくと面白いのが、国税庁の「手持品課税・戻税」です。

税率が変わる日に、すでにメーカーから出荷されて流通の途中にある商品まで、ずっと古い税率のままだと不公平が出ます。

そこで、2026年10月1日午前0時の時点で流通段階にある対象酒類について、新旧税率の差を調整する仕組みが用意されています。

税率が上がる商品なら差額を追加で課税。下がる商品なら差額を戻す「戻税」です。

つまり、「9月30日までに店頭へ出ていた商品だから、その商品だけはずっと旧税率」という仕組みではありません。

これは一般の消費者が自分で税務申告する話ではなく、対象となる流通段階で酒税を調整する制度です。

10月以降の価格は商品と販売店によって変わる

メーカーが10月1日納品分から価格を改定すると発表していても、最終的な店頭価格は販売店によって変わります。

さらに第4章で見たように、商品そのものの切り替え日もバラバラです。

10月1日に全部が一気に変わるわけではありません。

だから9月と10月、どちらで買うべきかを見るなら、税金だけではなく、自分が普段買っている商品の価格改定と店頭価格を見るのが現実的です。

買いだめする前に、普段飲む商品の価格改定を確認したい

ケース買いする前に、次の4つを見ておくと判断しやすくなります。

  1. いつもの商品が10月以降も同じ酒類区分なのか
  2. メーカーが価格改定を発表しているのか
  3. ビール化やリニューアルが予定されているのか
  4. いつもの販売店で実際の値札がどう変わるのか

「第三のビールが増税するらしいから、とりあえず買っておこう」と動くより、今飲んでいる商品を基準に見たほうが分かりやすいですよね。

何ケースも買うほどではないかもしれない。でも、いつもの1ケースだけ確保しておく。

そういう選び方だってあります。

 

結局、10月からはビールを選んだほうが得なの?

ここまで来ると、いちばん聞きたいのはやっぱりここです。

「じゃあ10月から、第三のビールより普通のビールを選んだほうがいいの?」

酒税だけを見るなら、確かに状況は変わります。

でも、この記事をここまで読んでもらったなら、もう答えは「税金だけでは決められない」と見えてきますよね。

酒税だけなら、ビールと新ジャンルの税負担の差はなくなる

10月1日から、ビールと新ジャンルの酒税は350ml換算54.25円にそろいます。

これまで新ジャンルは約46.99円だったので、「酒税が安いから新ジャンル」という選び方は、以前ほど大きな意味を持たなくなります。

一方でビールは63.35円から54.25円へ下がります。

「ビールは税金が高いから高い」というイメージは、10月からかなり変わってきます。

それでも店頭価格には商品ごとの差が残る

とはいえ、税率が同じになったからといって、売値が同じになるわけではありません。

メーカーの出荷価格、原材料費、物流、小売店の価格設定などがあるからです。

金麦のように、ビールへ変更したあとも新ジャンル時代の価格帯を維持する方針を示している商品もあります。

これを見ると、「ビールになったら、普通のビールと同じくらい高くなる」という考え方も、そのままでは当てはまりません。

ここは2026年秋のビール売り場を見るうえで、かなり面白いところです。

毎日飲むなら「1本いくら」より「月・年間」で考える

1本あたり数円の差なら気にならなくても、毎日飲めば積み重なります。

逆に、週末しか飲まないなら、同じ数円差でも年間への影響はかなり小さくなります。

だから、価格を見るときは「1本いくら安い?」だけではなく、「自分は月に何本買う?」まで考えてみるといいんです。

毎日350mlを1本なら年間365本。週末だけなら、その何分の一か。

同じ商品の値段でも、飲む本数が違えば意味が変わってきます。

味・価格・容量・アルコール度数など、自分の基準で比べる

さらに、今回の商品変更では「税金」だけではなく、中身まで変わる商品があります。

それなら、10月以降は価格だけで決める必要もありません。

  • 価格を優先するなら、実際の店頭価格を見る
  • 味や飲みごたえを重視するなら、中味や製法の変更を見る
  • 毎日飲むなら、1本ではなく月・年間の酒代で考える
  • いつもの銘柄が好きなら、酒類区分や中味がどう変わるか確認する

この4つを見れば、自分にとって何を優先したいのかも見えてきます。

ビール好きとしては、新しい「ビールになった金麦」や「ビールになった本麒麟」がどんな味になっているのか、普通に気になりますよね。

これまで安く飲めることが魅力だった商品が、これからはビールというカテゴリーでどこまで存在感を出してくるのか。

10月以降は、価格だけでなく、そういうところも楽しみになってきます。

商品名・酒類区分・発売日も確認する

2026年秋は、いつものビール棚を見るときに少しだけ注意してみてください。

同じブランド名でも、酒類区分が変わっていたり、中味がリニューアルされていたりします。

しかも、金麦は10月6日、本麒麟は11月4日、GOLD STARと麦とホップは10月20日と、商品ごとに発売日が違います。

だから「10月1日になったら全部同じ」と考えず、いつもの銘柄の表示や発売日を確認する。

そのほうが、売り場で「あれ、これ前と何が違うんだ?」となりにくいですよね。

まとめ|「第三のビール増税」だけを見ると、10月の酒税変更を見誤る

2026年10月1日から、ビール系飲料の酒税は大きく変わります。

いわゆる第三のビール・新ジャンルは350mlあたり約7.26円の増税。一方、ビールは9.10円の減税。これまで存在した酒税の差はなくなり、54.25円の水準へ一本化されます。

ここだけ見ると「第三のビールが値上げ」となりますが、それだけでは今回の改正を捉えきれません。

ビールは減税される。商品の価格は酒税だけでは決まらない。そして、これまで新ジャンルだった商品の中には、ビールへ変更されるものもある。

つまり10月から変わるのは、税金だけではありません。

いつものビール棚そのものが、少しずつ変わっていくんです。

だから10月以降の酒選びでは、「第三のビールだから安い」「ビールだから高い」という昔の感覚だけで決めないほうがよさそうです。

自分が普段飲む商品はいくらになるのか。中身はどう変わるのか。月に何本飲むのか。

そこまで見ていけば、今回の酒税改正も、自分の財布にどう影響するのかがかなり具体的に見えてきます。

何より、「第三のビールが増税される」と聞いていたのに、実はビールの酒税は下がる。

「税金を上げるだけじゃないんだ」

今回の改正を知るうえでは、まずそこを押さえておきたいですね。

よくある質問|10月の酒税変更で気になること

ここまで読んでも、「自分の場合はどうなる?」という疑問はまだ残りますよね。特に気になりやすいところを、ここでまとめておきます。

2026年10月から第三のビールは値上がりする?

酒税だけを見ると、いわゆる第三のビール(新ジャンル)は350mlあたり約7.26円の増税になります。ただし、これは酒税の変化額なので、店頭価格がそのまま約7.26円上がるとは限りません。メーカーの価格設定や販売店の値付けによって、実際の価格は変わります。

ビールは10月から安くなる?

酒税は350mlあたり9.10円下がります。ただ、減税分がそのまま店頭価格の値下げになるとは限りません。メーカーの価格改定や販売店の価格設定も関係するので、実際の値札は商品や店舗ごとに確認したいところです。

酒税が同じになるなら、ビールと第三のビールも同じ値段になる?

いいえ。10月から酒税は同じ54.25円の水準になりますが、商品の販売価格まで同じになるわけではありません。原材料や製造方法、物流、メーカーの出荷価格、小売店の値付けなどがそれぞれ違うためです。

「第三のビール」は10月からなくなる?

すべてがなくなるわけではありません。これまで新ジャンルとして販売されてきた商品の中には、製法を変更してビールになるものがある一方、発泡酒として販売されるものもあります。商品ごとの変更を確認するのが確実です。

金麦は10月から本物のビールになる?

サントリーは「金麦」「金麦〈糖質75%オフ〉」を2026年10月6日からビールとして発売すると発表しています。従来の新ジャンル製法からビール製法へ変更し、麦芽比率も高める方針です。

本麒麟はいつからビールになる?

キリンは「本麒麟」を2026年11月4日からビールとしてリニューアル発売すると発表しています。新ジャンルからビールへ製法を変更し、麦100%生ビールとして販売されます。

GOLD STARや麦とホップもビールになる?

サッポロは「GOLD STAR」と「麦とホップ」を新ジャンルからビールへ変更し、缶商品を2026年10月20日から全国発売すると発表しています。なお、「麦とホップ」の樽商品は10月13日発売予定です。

クリアアサヒやのどごし<生>はどうなる?

すべての商品がビールになるわけではありません。アサヒの「クリアアサヒ」「アサヒ ザ・リッチ」などは2026年10月以降、発泡酒として表示されます。キリンの「のどごし<生>」も発泡酒として表示される予定です。

9月中に第三のビールを買っておいたほうが得?

一律には言えません。新ジャンルの酒税は10月から上がりますが、9月末のセールや10月以降のメーカー・小売店の価格設定によって、実際の支払額は変わります。普段飲んでいる商品の価格改定や商品変更を確認して判断するほうが分かりやすいでしょう。

10月1日に店頭の商品は全部入れ替わる?

一斉に切り替わるわけではありません。酒税の変更日は10月1日ですが、金麦は10月6日、本麒麟は11月4日、GOLD STARと麦とホップは10月20日など、商品ごとに変更日が異なります。

9月に店頭にあった商品なら、10月以降も旧税率のまま?

単純にそういうわけではありません。国税庁は2026年10月1日午前0時時点で流通段階にある対象酒類について、新旧税率の差額を調整する「手持品課税・戻税」を実施すると案内しています。これは流通段階での酒税調整の仕組みです。

参考リンク|この記事の根拠を確認できる公式情報

酒税の税率や商品変更は、時期によって情報が更新される可能性があります。ここでは、記事作成時に確認した財務省・国税庁・各メーカーの公式情報をまとめます。

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