ご飯のお供にお漬物。
美味しいお漬物ですが、自家製のお漬物を作るのも楽しいですし美味しいですよね。
好みの味に仕上げられますので良いですよね。
ですがその自家製のお漬物はいつまで食べられるのでしょうか?
暖かい季節になれば、食中毒が怖くなりますよね。
残念ながら毎年自家製お漬物に中って苦しむ方があとを絶ちません。
手作りお漬物の所為費期限の目安を調べましたよ。
消費期限は漬物の種類によって違います。
漬物は保存食とは言いますが、ご想像の通り浅漬や酢漬けは消費期限が短いです。
塩分濃度が低いと食べやすいですが雑菌が繁殖しやすいので腐ります。
逆に塩分濃度が高いと雑菌も生きていけないので長期間保存に適しますね。
市販品ですと真空パックにしたりと工夫して少し日持ちがするように作られています。
それでも未開封ならばということですので、開封後は速やかに召し上がってくださいね。
そして未開封時は常温保存だったとしても、開封後は冷蔵保存をし、尚且つ早めに食べ終えるようにしてくださいね。
目安としては、
大根酢漬け
たくあん(干し大根)
きゅうり
白菜
キャベツ(浅漬)
高菜
かぶ
らっきょう
1週間
半年~1年
5日間
2~3週間
2日間
5日間
7~10日間
半年~1年
長期保存できるものは塩分濃度が高いもの!
漬物は保存食というのは本当で、昔ながらの塩漬けは半年ほど持つものもありますね。
その後も味は落ちるが食べられるものもあります。
数年ものの梅干しという話を聞いたことがある方もいると思います。
しっかりと塩分濃度が高いように漬けた梅干しは年単位で持つことが知られています!
しょっぱいですけどね!(笑)
塩分濃度による保存期間の目安はこちらです。
簡単漬け | 2%前後 |
浅漬け | 4~5%前後 |
保存用 | 10~15% |
長期保存用 | 20~25% |
このように長期保存する場合は10%以上の塩分濃度にしないとダメです。
できれば15%前後の方が安心できますね。
しょっぱい漬物になるけどどうするの?
最近は塩分控えめという風潮ですから、塩分濃度を低くして漬物を漬ける人が増えていますが、消費期限を長くしたい場合は15%以上の塩分濃度にしたほうが良さそうです。
でもそうすると「しょ~~っぱい漬物」になってしまいますよね?
昔ながらの塩分濃度を濃くして漬けてらっしゃる方は、食べるときには【塩抜き】をしてから食べていますよ。
もちろん塩抜き後のお漬物はできればその日の内に食べ切るようにしたいですね。
塩分濃度の濃い漬物の【塩抜き】をしよう!
しょっぱい漬物だから塩を抜こうとして水につけるのはだめです!!
【塩抜き】には【塩水】を使います!
びっくりするかもしれませんが、塩が濃いのに塩水に漬けて塩を抜きます。
これは真水ですと、漬物から塩が抜けるスピードが早すぎて、漬物の表面だけからごっそり塩分が抜けてしまうからと言われます。
ですので漬物表面は味が無くなるのですが、芯の方にはもとと同じ位の塩分が残ってしまいますので、噛むとしょっぱい漬物になります。
変に塩分が抜けていますので美味しくないです。
塩水にすることによって、ゆっくりと漬物から塩気が抜けますので、芯の方からもじっくりと塩気が抜けて均一になります。
好みの塩加減になるまで漬けておくと良いです。
一度慣れると何時間ほど漬けたら丁度良い味になるのかわかりますからね。
使う塩水は
- 水 200cc
- 塩 小さじ半分
くらいが良いですよ。
旨味もアップする塩抜き方法!?
この方法は結構おすすめですよ。
塩抜きをしながら旨味もアップする方法です!
何を使うかといいますと・・・、
です!
使うものは
- 水 200cc
- みりん 小さじ1
- お酒 大さじ1
です。
これらをよく混ぜたものに漬物を入れておいて半日ほど置くと旨味がアップして尚且つ塩気が抜けています。
漬けておく時間はもとの漬物の塩気によりますので、丁度良い味になるように試行錯誤してみてください。
まとめ
漬物は保存食ですが、手作り漬物は種類によって日持ちがしません。
浅漬や軽い酢漬けですと2~5日程度しか持ちません。
きちんと冷蔵庫で保存してもこの目安で食べきったほうが安全ですよ。
塩分濃度が低いと雑菌も繁殖できてしまいますので腐敗してしまいます。
ですので食べやすいあっさりとした漬物は日持ちがしないことが多いです。
逆にしっかりとい塩漬けにした漬物は半年から1年ほど持ちます。
たくあん漬けや濃い白菜漬けは日持ちがしますね。
そして塩分濃度を濃く、しょっぱく漬けた漬物は【塩抜き】をすると美味しく食べられますよ!
ただ、塩抜きをした漬物は当然ながら塩分濃度が低くなっていますので、日持ちはしません!
塩抜きをした当日か少なくとも翌日までには食べ切るようにしましょう。
もちろん冷蔵庫で保存してくださいね!
美味しい手作りお漬物を安心して楽しむためにも塩分濃度に注目して、消費期限の目安をつけましょう!