急転直下(というかネット民は元妻が犯人だろうと思ってたようですけど)、このタイミングで【紀州のドンファン】野崎氏の元妻である須藤容疑者の逮捕となりました。
様々な憶測も出ておりますが、気になるのは資産家と言われている野崎さんの資産です。
どのくらいの資産があったのか?
もちろん会社を経営していましたのでその分もあるでしょうが、遺産相続として出てくる資産がどのくらいあったか気になりますよね?
少々下種ですが。
当時の記事などにありましたのでまとめました。
【紀州のドンファン】野崎氏の資産は?
野崎氏の資産はどのくらいあったと推定されているかと言いますと、2018年09月21日のフライデーの記事によれば
本誌は7月27日号で、野崎氏の遺産を仔細に調査。銀行預金7億円、株7億円、絵画や貴金属などコレクション類が約5億円、そして各地に所有している不動産が10億円超……と、その遺産は30億円を上回ると推定される。
引用元:https://friday.kodansha.co.jp/article/17062
相続税も大変な額になりますね。
2018年9月に後述する遺言書の関係で田辺市が確認した結果、野崎氏の遺産総額は13億円超にのぼると言われています。
詳しい内訳は2019年9月30日のFRIDAYの記事にありました。
【紀州のドンファン】遺産の行方は?
資産家でありますからこの多額の遺産の行方で当然もめるでしょうね。
何もなければ、お子さんがいらっしゃらなかったので、婚姻関係にある妻に4分の3がいき、残り4分の1は野崎さんの兄弟姉妹で分けることになります。
しかし!野崎さんは遺言書を残していたというのです!
その遺言書によりますと、なんと!全額田辺市に寄付するというのです!
これは2018年09月21日のフライデーの記事になんと直筆の野崎氏の遺言書の写真が公開されています。
独特の字で書かれている「いごん」書です。
この遺言書の経緯は記事によりますと、
「野崎さんが遺言書を書いたのは、いまから5年前、’13年2月8日のことです。赤のサインペンで全文直筆。〈野崎幸助〉という署名の下に、印鑑もおしてあります。野崎さんはこの遺言書を知人であるM氏の自宅に郵送。すぐにM氏が真意を確かめたところ、野崎氏は『まだまだ死ぬつもりはないが、万が一のときには自分の財産を郷里の発展に役立ててもらいたい』と語ったそうです」
引用元:https://friday.kodansha.co.jp/article/17062
この遺言書に関しては、親族が裁判を起こしています。
20年4月 野崎さんの親族が遺言書の無効確認を求め和歌山地裁に提訴
引用:https://www.nikkansports.com/general/news/202104280000049.html
遺言がみとめられると野崎さんの兄弟は1円も遺産が貰えませんからね!
遺言が有効でも妻は遺産が貰える?
実はこの「田辺市に全額寄付する」という遺言書が有効だったとしても妻は遺産が貰えるのです!
上記で遺言の無効を訴えているのは【野崎さんの親族】だけです。
何故か元妻である須藤容疑者は加わっていません。
それは遺言が有効でも遺留分としてかなりの額が貰えるからではないか?と言われていました。
遺留分とは法定相続分の2分の1の金額が貰えるということですので、4分の3の2分の1ですから、8分の3が貰えます。
田辺市の調査で野崎さんの遺産は13億5千万円と言うことですから、遺留分だけでも5億625万円貰えることになります。
これだけでも十分ですよね?
かえって遺言書無効の申し立てに加わって藪蛇になるよりも、黙って遺留分だけもらうだけでもかなり得ですからね!
この遺言書は有効なのか?
この遺言書は形式が整っていれば有効ですが、問題は書かれた時期です。
FRIDAYの記事によりますと、
社長(野崎氏)が遺言書を書いたとされる5年前というのは、溺愛していた2番目の妻と離婚したばかりの頃でした。浮気癖が祟って三行半(みくだりはん)を叩きつけられたんですが、社長はえらく憔悴してました。
引用:https://friday.kodansha.co.jp/article/17062
これが本当だとしたら、意気消沈した野崎氏がやけくそ気味に書いた可能性もありますよね?
それに大の役人嫌いだったそうですので、市なんかに全額寄付するということ自体、親族には信じられないそうです。
「大の役人嫌いだった幸助が市に寄付するなんて書くわけがない。あの遺言書はデタラメです」(野崎氏の兄・豊吉氏)
引用:https://friday.kodansha.co.jp/article/68661
裁判がまだ終わっていないようですので、遺産の分割もまだのようです。
まとめ
【紀州のドンファン】野崎氏の遺産総額は約13億円!
・土 地 2億2537万円
・預 貯 金 3億492万円
・有価証券 7億683万円
・投資信託 2億6524万円
この他、建物や現金などを合わせると、合計金額は実に26億6131万円となる。田辺市はここから未返済の貸付金などを減らし、約13億円と発表したのだ。
引用:https://friday.kodansha.co.jp/article/68661
遺言が残っており、「田辺市に全額キフする」と書いてあった。
遺言書が有効だとしても、妻は遺留分の請求ができ、全体の8分の3の遺産約5億円を相続できる。
その場合、野崎氏の兄弟は1円ももらえません。
だから、2020年から遺言書の無効を求めて裁判を起こしています。
遺言書の作成時期がなんと溺愛していた2番目の妻との離婚直後の時期と言うことで、当時の心境など怪しい所もあるようです。
いずれにしても、元妻である須藤容疑者が真犯人だとしたら・・・遺産の相続は出来なくなりますので、より一層遺産の行方は混迷を深めそうですね。