新紙幣のデザイン発表時、ツイッターなどを見ていると、
「渋沢栄一」?
知らないんだけど??
な~~んて声が多かった。
私も恥ずかしながら、良く知らなかったので簡単にまとめてみましたよ!
「渋沢栄一」名前だけは聞いたことあるなぁ?
始め聞いた時、
「ああ、渋沢栄一さんだよね!偉人さんでしょ?聞いたことあるけど何した人だっけ?
あれ?なんで聞いたことあるんだろう?」
という感じでした。
社会科が苦手で歴史とかも良く覚えていないのに、なんで知っているんだろうと…
そこで思い出したのが、6、7年前に行った青森は「古牧温泉」
その敷地内に「旧渋沢邸」が移築されていたのです。
何の気なしに(興味が無い)せっかくだからと、古牧温泉の敷地内を(結構広い)ぐるっと車で回った時に見かけました。
どうも今度その「旧渋沢邸」が東京に移築されることになるらしいですよ。
青森で渋沢栄一さんといえば、古牧温泉の旧渋沢邸。
東京に移築だものね。https://t.co/H12Ns4Ss8N— 愛犬家(クロ) (@kuro96ef) 2019年4月9日
そんな関係で「渋沢栄一」という名前が記憶に残っていたようです!
(「旧渋沢邸」を見学したわけで無く、単純に古牧温泉がとても良かったので、また行きたいなと記憶に残っていただけでした(笑))
近代の経済の礎を築いた超偉人さんでした!
渋沢栄一氏は、江戸時代末期から頭角を現していた偉人さんでした!
没年 – 昭和6年(1931年)11月11日)出身地 現 埼玉県深谷市血洗島
渋沢栄一氏の超略歴
それで色々あって、一橋慶喜(後の徳川慶喜、最後の将軍)に仕える事になったようです。
え? 倒幕を狙ってたんでしょ?
なんで将軍に仕えているのよ!?
「人間万事塞翁が馬」ということでしょうかね?
その後も色々有りまして、幕臣となり、1867年のパリ万国博覧会視察にフランスへ渡航した。そのままヨーロッパを見て回った事が、その後活躍の基礎になったのかもしれませんね!
その後も大政奉還やら帰国やら、フランスで学んだ株式会社制度を実践しようと静岡に商法会所を設立したりと色々有ったが、
そのうちに大隈重信より説得され当時の大蔵省に入省した。
大蔵省でも大活躍だったが、予算編成を巡って、大久保利通や大隈重信と対立して退官した。
その後も色々とあったが、官僚時代に設立を指導していた第一国立銀行の頭取に就任し、その後は実業家として大活躍していく。
その会社の設立などに関係した数も半端なく500社を超えるという。
しかし、「渋沢財閥」の様な物を作ることが無く、生涯を通して、「公共の利益」になるために尽力したことが他と一線を隔す偉人たる所以でしょう!
「私利を追わず公益を図る」を生涯を通して守り、実施にもその志を継がせたようです。
渋沢栄一氏の偉業
大蔵省 官僚時代
度量衡の制定や国立銀行条例制定に携わりました。
そこで出来たのが、第一国立銀行(現 みずほ銀行)で大蔵省退官後に頭取になります。
そこから実業家として偉業の数々を打ち立てるのです。
大蔵省 退官後 実業家時代
企業をつなげる商法会議所を設立。現在の商工会議所になりますね!
その後も、七十七国立銀行など多くの地方銀行設立を指導し、
また
- 東京瓦斯(東京ガス)
- 東京海上火災保険
- 王子製紙(現王子製紙・日本製紙)
- 田園都市(現東京急行電鉄)
- 秩父セメント(現太平洋セメント)
- 帝国ホテル
- 秩父鉄道
- 京阪電気鉄道
- 東京証券取引所
- キリンビール
- サッポロビール
- 東洋紡績
- などなど
500社以上のの会社の設立に関係しました。
「外人土地所有禁止法」(1912年)に見られる日本移民排斥運動などで日米関係が悪化した際には、対日理解促進のためにアメリカの報道機関へ日本のニュースを送る通信社を立案。成功はしなかったが、これが現在の時事通信社と共同通信社の起源となった。
と言うこともあり、国内外の事柄について尽力された方でした。
「私利を追わず公益を図る」
この信念の通り、社会活動にも非常に熱心で、
- 養育院の院長を務めた
- 東京慈恵会の設立など
- 日本赤十字社の設立など
- 癩予防協会の設立など
- 財団法人聖路加国際病院初代理事長
- 財団法人滝乃川学園初代理事長
- YMCA環太平洋連絡会議の日本側議長
と数々の社会活動を行った!
また、男尊女卑の影響が残っていた女子の教育の必要性を考え、伊藤博文、勝海舟らと共に女子教育奨励会を設立した。
その活動の中で日本女子大学校・東京女学館の設立に携わった。
他にも、日本国際児童親善会を設立して、アメリカ人形と日本人形を交換するなどして、国際的な親善に尽力したり、当時中国で起こった水害のために、中華民国水災同情会会長を務め義援金を募るなど国際的な活動もしていた。
渋沢栄一氏の考え方
大正5年(1916年)に『論語と算盤』を著し、「道徳経済合一説」という理念を打ち出した。幼少期に学んだ『論語』を拠り所に倫理と利益の両立を掲げ、経済を発展させ、利益を独占するのではなく、国全体を豊かにする為に、富は全体で共有するものとして社会に還元することを説くと同時に自身にも心がけた。 『論語と算盤』にはその理念が端的に次のように述べられている。
《わたしが四十三年間(明治六年から大正五年まで)経営していた第一銀行も、これとは別にある特徴を保持している。それは『論語』の趣旨に則り、親族に手厚く、昔馴染みを忘れないという考え方を、終始一貫、第一銀行の行風としているのだ。このため今日でも、第一銀行においては、多数の行員がまるで親戚であるかのように人情に厚く、お互いに親切に交際している。現在頭取をつとめる佐々木勇之助氏は、わたしと同じ考え方で銀行を率い、本店はもちろん四十余りある支店のすべてでこの『論語』の講義録を読んでいるという。
もしこの正直で善意にあふれた風潮を、一般の会社にまで普及させて、職員や技術者同士の親しみの気持を厚くし、上に立つ者が率先して手本を示すようにしたならば、労働問題もあまりやかましくならないし、労使協調会なども、その必要がなくなるだろう。もちろんストライキなど起こりようがないのだ。地主と小作人との関係に広げていけば、小作人争議も起こらなくなるだろう》
出典ドラッカーが絶賛した渋沢栄一:日経ビジネスオンライン(残念ながらリンク切れです)
https://matome.naver.jp/odai/2139981333314739001
残念ながら、この渋沢栄一氏の想いと信念は、現代社会に受け継がれては来なかったようです。
何ために仕事をするのか?
何のために経済を豊かにするのか?
その根本を忘れてしまった現代の日本社会。
これを、今一度見つめ直す時に来ているのでは無いでしょうか?
このままだと日本経済の発展は頭打ちでしょう。
だって、本来の目的を忘れてしまっているのですから。
ことここに来て、新紙幣のデザインに「渋沢栄一氏」が選ばれたことは僥倖なのかもしれません!
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