フランスはパリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生しています!
火元は何なのか?原因は?
ノートルダム大聖堂が火事かぁ
あんな歴史ある建物が… pic.twitter.com/B3ZU81uOK3— SEKAです龍が我が敵をウォォォォ… (@OWtaka0122) April 15, 2019
800年前のバラ窓ステントグラスは高熱で爆発しました。
あの歴史的な美術はもう二度と見れません・・・#ノートルダム大聖堂 pic.twitter.com/cJx1NweHYt— ⚡ GREG ⚡ (@Goldengreg) April 15, 2019
「第二のプライオリティーは北の塔にある銅のベルを守るのです。ベルが落ちたら塔ごとも落ちるからです」
消防隊隊長
#ノートルダム大聖堂 pic.twitter.com/mYw6thZ5uZ— ⚡ GREG ⚡ (@Goldengreg) April 15, 2019
現地動画も出てきました。
https://t.co/H9fOzdRc4L
フランスのパリ中心部にある世界的観光名所、#ノートルダム大聖堂 で火災が発生し、教会の尖塔などが燃え落ちるなどの甚大な被害が出ました。(志)#ノートルダム大聖堂火災 pic.twitter.com/bA1Wp6MnOv— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) April 16, 2019
出火原因は?
出火原因は、まだ鎮火していないので正確な調査はこれからだが、
仏メディアによると、検察当局が出火原因の捜査を始めた。現場で行われていた修復工事が原因となった可能性がある。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041600117&g=int
フランスのパリ中心部にある世界的観光名所、ノートルダム大聖堂で15日午後7時ごろ(現地時間)、火災が発生し、教会の尖塔(せんとう)などが燃え落ちるなどの甚大な被害が出た。仏メディアによると、当時は大規模な改修工事が行われており、その足場付近から出火した可能性があるという。
現場では、大気汚染で汚れた聖堂をきれいにするための改修工事が数カ月前から行われており、屋根に取り付けられた足場部分から燃え広がった可能性があるという。
引用元:https://www.asahi.com/articles/ASM4J0TX9M4HUHBI03M.html
大変な大火災となっており、すでに尖塔が一つ焼け落ちてしまったとのこと。
写真でも見て分かりますように、足場が組まれていますよね?
『大気汚染で汚れた聖堂をきれいにするための改修工事が数カ月前から行われていた』
と言う事でした。
火災発生も午後6時50分頃という時間帯ですから、その日の作業終わりに何らかのトラブルがあったのでしょうか?
まさか、放火ってことはないでしょうけども・・・
ツイッターによりますと、荘厳なステンドグラスも火災の影響で破壊されたとのことで、文化的損失も大変なことになっています。
ノートルダム大聖堂とは?
フランスはパリにあるノートルダム大聖堂とは、ノートルダム寺院ともよばれ、周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコの世界遺産に登録されているゴシック建築を代表する建物です。
現在もパリ大司教座聖堂として使用されていました。
ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」という意味で、すなわち聖母マリアを指しています。
ノートルダム大聖堂はいつ作られたのか?
ノートルダム大聖堂は、
- 1163年 司教モーリス・ド・シュリーによって着工される。
- 1225年 完成。
- 1250年 ファサードを構成する双塔が完成。。
- 1345年 最終的な竣工。
とかなり歴史ある建物です。
ノートルダム大聖堂は当時の建築様式や芸術の粋が詰まった建物
着工当初は、世はいまだロマネスク様式が優勢だったので、ファサードの一部、すなわち、正面向かって右側のポルタイユ(主要入口)にロマネスク的な痕跡があって、半円形アーチをポインテッド・アーチにむりやり改造したような跡がある。
また、身廊と側廊を隔てるアーケードを支える柱として、一部にロマネスク的な太い一本の円柱となっている部分が見られる。
これらは着工してまもなく建てられたもので、のちに建造されたものでは、複数の円柱を組み合わせたピア(束ね柱)の形式になっている。
一方、ヴォールトを下からみると×印に水平線がもう一本入っている形のものが連続している。
これは六分ヴォールトと呼ばれるもので、初期のゴシック建築によくみられた。中期以降のゴシックではより簡素な×印が連なる四分ヴォールトが採用されることが多い。
以上のように、パリのノートル・ダム司教座聖堂は建築様式の観点からは、ロマネスク様式のテイストを一部に残した初期ゴシック建築の傑作といえる。
一般に、ゴシック聖堂は完成までに数十年から数百年を要するため、各時代ごとに微妙に異なる様式が混在している場合が多い。
引用元:ノートルダム大聖堂(パリ)
建築様式や世界史が全く分からないのでこの辺はコメントできません(笑)
ただ、当時最高の建築技術と芸術を込めて作られたことは分かりました。
あのスバラシイステンドグラスなどが失われたと思うと辛いですね!
ノートルダム大聖堂は過去にも破壊されている!?
これだけの文化遺産なので、大切にされてきたと思いきや、度々破壊されているようです。
1789年のフランス革命以降、自由思想を信奉し宗教を批判する市民により、大聖堂は「理性の神殿」とみなされ、破壊活動、略奪が繰り返されていました。
1793年には西正面の3つの扉口および、王のギャラリーにあった彫刻の頭部が破壊されました。
ノートルダムの歴史を語る装飾が削り取られ、大聖堂は廃墟と化した時期もあったようです。
今回の火災で焼け落ちた尖塔ですが、昔から度々落雷により火災が起きていたようです。(当時は避雷針とかなかったでしょうからね)
当時は倒壊の危険があるため1792年に一時撤去されました。
しかし、1845年からヴィオレ・ル・デュクらが修復に乗り出しましたが、なぜか全体の高さを以前よりも約10m高く設定し、デザインもより豊かなものとしました。
さらに、最も大きな変更として、尖塔基部を囲んで福音史家と十二使徒の彫刻が付加されたようです。
いち早い鎮火を祈っています!
歴史的のにも、芸術的にも、宗教的にも素晴らしいノートルダム大聖堂。
既に相当な損害が見込まれますが、いち早く鎮火することを祈っております!