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サル痘の読み方って??猿から伝染るの?

健康
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%AB
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新型コロナの次はサル痘だというような勢いで報道されていますが、そもそもこの「サル痘」はなんて読むの?

なんて疑問がネット上に出ていました。

ストレートに読めば良いですね。

そもそもサル痘は猿と関係があるのでしょうか?

日本にも驚異があるのでしょうか?

まずは読み方から行ってみましょう。

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サル痘の読み方は?

読み方が知りたいと言う方が意外と多いようですね。

「さるとう」

と読みますよ。

 

 

そもそも【痘】という字には、

「皮膚にできるものの、跡が残る病気。」

という意味があります。

 

こちらでは画像はのせませんが、サル痘や天然痘の症状を写した写真を見ますと、豆上の水ぶくれが多数できています。
病気が治っても、その水ぶくれの跡が残ることがあるのが【痘】とつく病気です。

 

【サル痘】というくらいだから、お猿さんに関係する病気なのでしょうか?

 

 

サル痘はお猿さんに関係ある?

最初に書きますが、実はお猿さんにとっても傍迷惑な風評被害なんですよ!

【サル痘】聞くとお猿さんから伝染るのか!?って身構えてしまいますが・・・実はそれほど関係は無いようですよ。

詳しくは解明されていませんが、多くの場合はげっ歯類(ネズミ類)が宿主になっているうウイルスだそうです。

 

なぜ「サル」と付いたかと言いますと、このウイルスが発見された経緯によります。

ウイルスが初めて発見されたのがお猿さんからだったので、名称を「サル痘(Monkeypox)」というように「さる(Monkey)」という文字が入ってしまったのですね。

サルはむしろ被害者側でした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%AB

 

1958年にポリオワクチン製造のため、世界各国から霊長類が集められたコペンハーゲンの研究施設にてシンガポールから輸入されたカニクイザルより分離された[1]

上記の経緯から「サル痘」と名付けられているが、遺伝子解析の結果、自然宿主(病原巣、レゼルボア)はげっ歯類と考えられておりヒトからヒトへの感染は日常生活においては稀である事[2]から、そこから感染が広がる事は少ないという意味で、ヒトは終宿主に近い位置にあると考えられる。

引用:Wikipediaより

 

過去には輸入ペットからの感染例も・・

【サル痘】ウイルスの感染経路は、ウイルスを宿した動物から噛まれたり、感染動物の肉を加熱不十分な状態で食するなどが挙げられます。

またヒトーヒト感染では、水ぶくれ内の体液に触れたり、飛沫がかかったりなどの飛沫感染や接触感染が感染経路の一つです。

新型コロナウイルスの様に空気感染などはほとんど無いと言われていますね。

 

 サル痘ウイルスの動物からヒトへの感染経路は、感染動物に咬まれること、あるいは感染動物の血液・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触による感染が確認されている。自然界ではげっ歯類が宿主と考えられているが、自然界におけるサイクルは現時点では不明である。

ヒトからヒトへの感染は稀であるが、濃厚接触者の感染や、リネン類を介した医療従事者の感染の報告があり(Aaron TF. 2005, Aisling V. 2020)、患者の飛沫・体液・皮膚病変(発疹部位)を介した飛沫感染や接触感染があると考えられている。

引用:国立感染症研究所HPより

 

 

過去には2003年のアメリカで輸入動物からの感染が広がったことが有りました。

 2003年4月に米国テキサス州でガーナから輸入されたサル痘に感染したげっ歯類を原因とする事例である。これらのげっ歯類の輸入動物は動物販売業者でプレーリードッグと接し、その後ペットとして販売されたプレーリードッグを介して47例のヒト症例が報告された。

本事例において死亡例は報告されず、またヒトヒト感染の報告もなかった(CDC, 2021)。

また、本事例に関連してテキサス州に輸入されたげっ歯類のうち、アフリカヤマネ17匹が2003年5月8日に日本へ輸入されたことが判明したが、これらのアフリカヤマネは全頭が死亡もしくはサル痘ウイルス検査陰性が確認され、国内での発生にはつながらなかった。

引用:国立感染症研究所HPより

日本で驚異になるか?

【サル痘】ウイルスに感染しても大人なら3~4週間で治ることが多いようです。

ただ水ぶくれの跡は残ることもあるようですね。

 

子どもなどの抵抗力や免疫力の弱い方では重症化することも考えられますので注意が必要です。

 

ただし、感染するためには患部の水ぶくれに触れたり、破れて出てきた体液や血液に触れる必要がありますし、濃厚接触でなければ感染しにくいと言われています。

過去の事例でもヒトーヒト感染は稀だというのは、症状が皮膚に特徴的な発疹ができるという判別しやすいものですので、比較的早期に患者を隔離できることからですね。

 

日本国内には居ないウイルスであることは確かですので、検疫体制を強化し、患者を発見し次第、適切な対処をすれば拡大することは無いと考えられます。

 

新型コロナウイルスの封じ込めが上手くいかないのは、感染性のウイルスをばら撒く時期が、症状が出る2日前から発症後4日目くらいまでということで、この発症の2日前からばら撒くというのが隔離を難しくし、ウイルスをばら撒くのを止めることができない原因ですね。

ただ、上海でのロックダウンを見ていても、あれだけ外出を一気に禁じても感染が落ち着かないところを見ると、新型コロナウイルスの感染経路に付いては見直す必要がありそうですけどね。

 

サル痘の症状は?

忘れていましたが、サル痘にかかるとどうなるかというと、潜伏期間が5~21日あるということですが、その後に発症すると、

  • 発熱
  • 頭痛
  • リンパ節腫脹
  • 筋肉痛

などが1~5日間ほど続いた後に発疹が出現します。

 

発疹は典型的には、顔面から始まり、体幹部へと広がることが多く、はじめは平坦なデキモノですが、その後徐々に水ぶくれとなり膿がたまります。

多くの場合2~4週間で治癒しますが、発疹が大きくなると跡も残りやすいようです。

 

デキモノは口腔や陰部の粘膜、結膜や角膜などにも生じることがあり、特に初期においては水痘や麻しん、梅毒などの他の病気の保身との鑑別が困難なことがあります。

しかし、その病気も隔離が必要だったり症状が重い病気であったりするので警戒だけは早期からできるでしょう。
その御蔭で早期から患者に濃厚接触することを避けることができるためにヒトーヒト感染が防げて来たのだと考えられます。

まとめ

【サル痘】の読み方は「さるとう」です。

昔に人類の脅威となった【天然痘】の読み方は「てんねんとう」です。

 

【痘】という字には、「皮膚にデキモノができる病気で、跡が残るもの」という意味があります。

 

 

ヒトーヒトの感染経路が患部への接触や体液、血液との接触や飛沫がかかるなどという、短距離での接触により伝染るものが大半です。

ですので、インフルエンザや新型コロナウイルスの様に広範囲に自覚なく広がるということは考えにくいです。

ただし、現状海外での感染例の報告が多いですので、そちらの国に訪問した際には念のため気をつける必要があると思われます。

 

海外に行った、海外から帰国した人(体調が悪い、発疹がある)と接触したという方で、体調がすぐれない場合はその旨を報告した上で医療機関にかかるのが良いかもしれません。

必要以上に恐れることは無いと現状では考えられますね。

 

 

 

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