特殊詐欺での被害や迷惑メールなどの振り込め詐欺など様々な方法で私たちを騙しにかかっていますよね。
今回ご紹介するのは、そういう不特定多数に「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で仕掛ける詐欺ではなく、名字が同じが為に巻き込まれた不運な事件です。
たとえ相手がおかしな奴でも、ある程度丁寧な対応をしないと、今の世の中コワいですよ。
という注意ですね。
私の叔父さんと同じような被害に遭わないようにとの願いを込めて、一部伏せながら今回の事件をご紹介しますね。
いきなりの変な電話?
叔父さんはちょっと珍しい名字です。
県内でもあまり見かけない名字だったのが今回の悲劇的事件の原因ですね。
仮に「月島」という名字だったとします。
知らない番号から電話が来て、叔父さんが出てみると・・・
「もしもし、月島さんのお宅でしょうか?」
「はい、そうですが・・・どちら様でしょうか?」
「実はですね、私、○○(地名)にお住みの月島さんにね、お金を貸してる者なんですよ。
それでですね、その月島さんがですね、貸したお金を中々返してくれないので、ご親戚でらっしゃる貴方にお金を返して頂こうと思いましてね?」
○○(地名)?
県内に親戚はいないし、ましてや○○なんて??
「失礼ですが、そのお金を貸された「月島」さんのお名前も教えて頂けますか?」
「月島◇◇さんですよ」
ん~~、やっぱり知らないな。
「失礼ですが、人違いですよ。
私も「月島」ですが、○○にお住みの「月島さん」は私の親戚でも何でも無いです。」
「いやいや、貴方は「月島」さんでしょ!?
貸したお金払いなさいよ!!」
「だから、私はその「○○の月島」っていう人とは全く無関係ですから、お金を支払う義務もなにもありませんから!」
「いや!!
貴方に払って頂きます!
珍しい名字だから、○○の月島と血縁だろう!
あいつが払わない分、しっかり払え!!」
「だから、全く関係が無いと言ってるだろうが!!
そんな金払わんぞ!!(怒)
その○○の月島なんぞ知らん!!
勝手にその○○の月島から取り立てればいいだろ!!
私は全く関係無いんだから、巻き込むな!!(怒)」
必ず払って貰うぞ!
とこういうやり取りがあったそうです。
叔父も短気なので、相手の理不尽な言い草に腹を立て、怒鳴ったそうですよ・・・・
気持ちも分からないでもないですが。
そうしたら・・・・
不審者の復讐?
この電話の不審者からの復讐がありました!
あきれてものも言えない、現実でこんな事をやる奴がいるのか??と驚いた事件です!
箇条書きにしますと、
- 寿司の出前25人前が届く。
- ピザの出前10枚が届く。
- タクシーが家の前に5台予約で到着。
- etc…
いい年した大人がこんな大人げない復讐をしてくるとは!?
叔父さんは寿司屋にもキレていましたね!
「寿司を25人前、民家に注文って普通に考えてもあり得ないだろう!!
そんな大口の注文だったら、確認の電話くらいよこせよ!
こんな住宅地の一民家で寿司を25人分なんて頼むわけ無いだろう!
少しは考えろよ!
しかもウチは一度もお宅の店に注文したことがないでしょうが。
よくそれで25人前も確認なしで造りましたね??
今回のは悪戯ですから。お引き取り下さい。」
と言うことでした。同様にピザやタクシーも返し、警察に連絡/相談しました。
その後の詳しい経緯は聞けませんでしたが、どうやら相手も特定できて、警察から注意をして貰い、その借金云々も関係無いと言うことで落ち着いたそうです。
良かった良かった!
今回の教訓
どうやら、相手は理不尽なことを言っていた自分の事を棚上げし、キレた叔父の言葉が気にくわないと言うことで復讐をしたみたいです。
はぁ~~
いい年した大人がこの程度とは…
元々が無関係な叔父に借金の返済を迫った時点で相手がおかしいのは確かです。
叔父もその時点で、相手がおかしい奴だと分かっていたはずなので、感情的にならずに相手を刺激しないような言動をした上で、しかるべき所に相談するのが良かったのかも知れません。
結果的に叔父には嫌な思いをしたぐらいで、特に金銭的にも被害はありませんでした。
寿司屋やピザ屋は損害出ましたが…。
相手がこちらの電話番号と名字を知っているという事は、下手すると住所も知っている可能性が有ります。
下手に刺激すると、思わぬ逆恨みから復讐されかねないです。
嫌の世の中になりましたね!