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トイレの歴史【日本編】日本人はきれい好き?

日本のトイレ
Alexas_FotosによるPixabayからの画像
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世界で見ても日本ほどトイレにこだわっている民族は無いでしょう?

海外の公衆トイレは汚いとか、フランスは中世でもトイレが無かったとか、噂はありますよね?

日本はいつごろから「トイレ」と言うものを意識し始めたのでしょうか?

時代劇などでも糞尿を「肥やし」として畑の肥料に使用していたことを聞いたことがある人も多いでしょう?

少なくとも時代劇の時代というとフィクションですが、武士とか農民とかいた時代では、トイレを造り、そこに用をたすことで、集めて肥やしを造っていたのだろうと想像できます。

実際にはいつごろから日本ではトイレがあったのでしょうか?

 

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日本のトイレは意外と古い!?

実は日本では大昔から居住スペースの傍で用を足さないという衛生観念があったようですよ。

日本最古のトイレはなんと縄文時代までさかのぼれるというのです!

これは驚きですよね!

縄文時代~平安時代

縄文時代頃から日本列島に住んでいたヒトは、川にトイレを造っていたようです。

川に直接用便する「川屋」と呼ばれるもの(厠の語源)を立てて、安全確実に糞尿を川に流していたようです。

Kohji AsakawaによるPixabayからの画像

これは当然ながら川のそばで生活していた人々だけであり、内陸の川から遠い場所で住んでいた人々は、もしかしたら穴を掘ってそこに用をたしていたかもしれませんね。

ただ生命には水が重要なことから、おそらくは川などの水辺からそう遠くないところに居住していたとは思います。

 

日本最古のトイレはなんと「天然水洗トイレ(川)」でした!

 

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鎌倉時代 ~ 江戸時代

鎌倉時代からになると、鎌倉幕府が麦の二毛作を奨励したことで肥料が必要になり、糞尿は貴重な肥料(=下肥〔しもごえ〕)として重宝されました。

Manfred Antranias ZimmerによるPixabayからの画像

肥料の材料とするために「貯糞汲取り式便所」が主流になりました。

糞尿も貴重な資源だったですね。

農作物には肥料として牛車を推していた牛の糞なども使用されていたようですが、鎌倉時代後期には人糞尿も肥料として使用されていたようです。

餓鬼草紙(平安時代・12世紀)」というおどろおどろしい絵巻になりますが、そちらにも貯糞用の池や桶が描写されているということでした。

慕帰繪々詞 第4巻」には、当時の厠の絵が残されていました。
(絵の左側の板が渡してあるところですね。タップすると大きく画像が表示されます)

出典:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2590851

 

明治時代

明治維新によって時代が江戸から明治へと変わり、文明開化となった時代です。

海外との貿易も盛んになり始めたことで、洋風便器(水洗)が輸入され始めました。

腰かけて用をたせるようになった便器ですね。

Alexas_FotosによるPixabayからの画像

ここまで洗練された形ではないですが、欧米では腰かけて用をたすのが主流だったようです。

 

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1900年代~

1904年に日本陶器合名会社にて【日本初の和風水洗大便器、洋風小便器】が製造されるようになりました。

1912年には、日本陶器合名会社の工場の一角に製陶研究所を創設され、硬質陶器素地質による衛生陶器の研究が開始されました。

当時は輸入便器が主流で日本製はこれから研究・開発されていくことになります。

1914年には製陶研究所製水洗式便器が初出荷されました。

1917年に東洋陶器株式会社(現 TOTO株式会社)が創立され、1918年には日本陶業株式会社が創立されました。

 

関東大震災後~

京橋の第一相互ビルヂング屋上より見た日本橋および神田方面の惨状
Wikipediaより

1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災により東京ではがれきの山となりました。
多数の被害者を出したこともありましたが、生き残った方々も大変厳しい状況での生活を余儀なくされました。

この時、公衆衛生としても悲惨な状況となり、疫病や疾病が流行ったとも言われています。

そこで、公衆衛生環境を整備する一環で下水の整備が始まりました。

浄化槽や下水道の整備が進みトイレの水洗化が大きく進むきっかけとなりました。

 

1924年に伊奈製陶株式会社(現 株式会社LIXIL)が創立

1935年に西浦製陶株式会社(現 ジャニス工業株式会社)が創立

 

1940年には日本初の便器の規格が制定されました。それが、衛生陶器臨時日本標準規格(JES)です。

 

第二次世界大戦後

戦後復興のために衛生陶器や水栓金具などの特需となりました。

そんな中1953年には衛生陶器に関わる日本工業規格(JIS)が一本化されました。

これが今日に至る便器の統一基準ですね。

1959年ころから、日本住宅公団が洋風便器を採用したことにより、日本中に今日の洋式便器が普及し始めたと言います。

 

そこで止まらないのが日本人です。

 

1964年 ウォシュレット登場!

1964年には、伊奈製陶(現 株式会社LIXIL)が温水洗浄機能付便器(スイス製クロス・オ・マット)を輸入し、東洋陶器(現 TOTO株式会社)が温水洗浄便座(米国製ウォッシュエアシート)を輸入販売開始しました。
便利・快適を求める民族なんですね!

現在の「ウォシュレット」につながる製品ですね!

 

当時はスイスとアメリカで開発されていたものを輸入したようで、その後有名な話となる日本人の体格に合わせた「ウォシュレット」開発秘話につながっていきます。

 

そして、何故かスイスやアメリカでは「ウォシュレット」が普及せずに終わるんですね・・・

日本人のきれい好き、快適好きは異常なのかもしれません(笑)

 

先人たちの涙ぐましい努力の結果、なんと!1967年には国産の「ウォシュレット」が製品化されます!

 

ただし、まだまだ日本の便器は進化します!

 

1970年代 水不足が社会問題に・・・トイレは?

1970年代になりますと戦後の復興もしっかりと進みむしろ工業が盛んになった時代です。

工業用水と生活用水が増加し、水不足が社会問題になりました。

当時の水洗トイレでは、1回流すのになんと16Lも必要だったのです!

大量の水を流さないと汚物が流れていかなかったんですね!

灯油のポリタンクが18Lです。
ほぼその量の水を1回ごとに流していたということですね・・・驚きです。
それでは水が不足するのも分かりますね。

このあたりからトイレの節水性能の研究が始まっていったようですね。

日本人はどこまでトイレを進化させるつもりなのか?

 

1982年「ウォシュレット」が普及し始める!?

日本初の国産「ウォシュレット」は1967年に完成し販売が始まりました。

しかし当然のことながら普及はしませんでした。

1982年にあることがきっかけで爆発的に「ウォシュレット」が普及し始めます!

それがテレビCMです!

やっぱりテレビの影響は大きかったんですね!

「おしりも洗って欲しい」

というキャッチコピーで、当時としては衝撃的なCMだったようですよ!

なんと!YouTubeに当時のCMをアップしてくださっている方がいらっしゃいました!

探してみるものですね。それがこちらです。

 

このCMをきっかけにして日本国内に「ウォシュレット」が普及していったのですね!

国産開発から実に15年後のことですよ!

 

他にもこのようなCMがありました。

慣れない刺激に対し忌避感があったのを、「快感」というキャッチフレーズに変換して大胆にも宣伝をうったようです。

 

 

 

そして・・・日本人のトイレへの飽くなき探求心は尽きていませんでした!

 

消臭機能も付きました!

確かに用をたした後の臭いは気になりましたよ?

ですがそこまでしますか!

ありがとうございます!!

 

と言うことで1988年には便器の中の消臭をする機能が付いた温水洗浄便座が開発されました。

 

そして1992年には、人が近づくと自動で便座(蓋)が開閉するウォシュレットが開発されます。

自動開閉機能って28年前なんですね!

 

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社会問題を受けて便器が進化!

集団食中毒で社会問題になった「O-157」

食中毒はトイレで感染が広がったという説も浮上し、トイレ業界も対策に乗り出しました!

1995年に完成したのが「抗菌仕様」の便座です!

抗菌効果のある素材を使用して便座を造りました。

この当時には他にもボールペンや日用品にも「抗菌素材」が普及し、このころから日本人が「抗菌」「除菌」と言い始めたように思います。

 

しかもこの年に、便器を自動洗浄する便座まで開発されたようですよ!

 

2000年~

このころになると温水洗浄便座、通称ウォシュレットの普及率が50%を超えました。

出荷される便器のほとんどが洋式便器となり、節水性能も向上し、より快適で、環境にもお財布にも優しいトイレとなっていきます。

2006年には泡で便器を洗浄する便器も発売されましたね!

子供たちに大人気で泡の出るトイレは憧れでしたよ!

今思い返すと何故か分かりませんけどね(笑)

 

そしてついには、2013年にスマホで操作できる温水洗浄便座が販売されていましたよ!

 

どこまで進化させるつもりでしょうかね?

 

この先はAI搭載になるんでしょうか??

排泄状況をみて健康のバロメーターを示したり・・・・ありそうでこわい・・・

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まとめ

日本のトイレの歴史を見てきましたが、いかに日本人がトイレに対して情熱を傾けてきたかがわかりますよね!

他の国でここまで情熱的にトイレを開発してきた国は無いでしょう!

日本人気質の凝り性の為なのか?

何らかの使命感からなのか?

まだまだ細かい所のこだわりは紹介しきれませんでしたが、先人たちから連綿と続く汗と涙と努力の結晶が今日の世界から大絶賛される日本のトイレです!

 

トイレって凄かったんですね!!

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