飲食業界や接客業でトイレを隠語で呼ぶことが多いです。
お客さんを前に「トイレ」と言うには憚られるからでしょう。
特に飲食業では、お客さんが美味しい料理を食べているそばで「トイレ」という単語が聞こえてきたら少し気分がわるくなるでしょうね。
そこで隠語で表現することがあるのですが、なぜ「トイレ」が3番なのでしょうか?
トイレが3番の理由
実は業界や店舗によってこの隠語が違うんですよ。
ただ「3番」を使うお店も多いということですね。
何故「3番」かといいますと、一説には休憩の種類を表す番号という話があります。
「3番」があるのですから、「1番」や「2番」もあるはずですよね?
そうなんですよ。ちゃんとあります。
休憩時間の長い順に番号をつけているという話が有力ですね。
- 昼休憩
- 15分休憩
- トイレ休憩
という様に番号が割り振られたようです。トイレは終わればすぐに戻ってきますから一番短いはずですよね??(笑)
たまに「3番」でいなくなったのに中々戻ってこない人が・・・いや、きっとお腹が痛いんでしょうね・・?
業界には隠語がいっぱい。「8番」は?
業界にはお客様を不快にさせないようにという配慮とスタッフ同士だけで通じれば良いということで隠語が使われることが多いですよね。
同じ番号でも「8番」は全く違う意味となります。
ある家電量販店で利用されている隠語ですが、「8番」が意味するのは
万引き犯
です。
なぜ「8番」かはわかりませんが、館内放送などで「8番」と聞こえたら・・・ちょっと警戒してしまいますよね。
同じ万引き犯でも百貨店ではまた表現が違います。
店員が、
「あちらの方が『川中様』です。」
といったら・・・その示された方が万引き犯です。
格式というか丁寧な対応が求められる百貨店では番号で呼ぶことを良しとしなかったんでしょうね。
そこで「川中様」という名字を呼んでいるような表現になったようです。
本当に名字が「川中」さんにとってはいい迷惑ですよね。
無実なのに・・・。
ちなみに大手百貨店で「トイレ休憩」を表す隠語はこちらになります。
番号で呼ばないんですよ!
大手百貨店でトイレ休憩を表す隠語
今現在も同じかはわかりませんが、使用されていた「トイレ休憩」を表す隠語です。
百貨店ではお客様に不快な思いをさせないために隠語も粋なものが多いですよ。
知らずに聞いていると私達にはわからない自然なものです。
一覧をどうぞ。
- 三越 遠方
- 松坂屋 新閣・中村
- 松屋 二の字
- 高島屋 仁久
- そごう さんさん
という隠語になるそうですよ。粋ですよね!
基本的にお客様に気持ちよく買い物をしてもらいたいという「おもてなし」の精神から、裏方のことは知られないようにという配慮で生まれた隠語なんですね。
一般的なレストランやスーパーなどでは、簡略化して番号で表すようにして効率化と聞き間違いを減らすようになったのかもしれません。
ただ「トイレに行ってきます」というよりも「3番です」の方が喋る量が減って良かっただけかもしれませんが(笑)
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