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東京都知事選2024 小池氏3選:組織票に勝てないのか?不都合な真実

投票 話題
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東京都知事選2024が終了し、小池百合子さんが圧倒的な組織票を後ろ盾にで再選を果たしました。

しかし、石丸伸二さんの健闘も注目に値しますね。

政党の公認も受けずに組織票もほとんどない状態での検討でした。

選挙結果を受けて一部からは「選挙をやっても意味がない」「選挙は茶番」「どうせ組織票には勝てないんだ」との声が出ていました。これは選挙の旅に毎度出る声ですね。

果たしてそうなのでしょうか?組織票には勝てないのでしょうか?

本当にそうなら選挙制度自体が民主主義の邪魔になっているのではないでしょうか?

ここに不都合な真実があるんだと思います。

日本政府はなぜ投票を義務化しないのか?

投票

以前から考えていたことがあります。

日本の選挙の投票率が低いことを。

せっかく選挙権があるのにこれからの私達の暮らしに関わる大事な決定に対して放棄していることに気がついていないのでしょうか?

冒頭でも書いた通り、「投票しても意味がない」「結局組織票が勝つんだ」「あの人が当選してほしくないけど私が1票入れても何も変わらない」と嘆く人がいますよね。

特に選挙期間になるとテレビでもこのような意見を片隅で取り上げていますよね?

政府は投票率を上げたくない!?

政府は投票率を上げたくないのです。

というよりも一部の議員が投票率を上げられると困るからですね。

単純に自分が当選できなくなるから。

有力議員の一部は組織票のお陰で当選できているのは何となく察しがついていると思います。

昨今話題になった統一教会や公明党の動きは有名ですよね。

自公連立ということで、自民党が当選させたい議員がいる選挙区には公明党の候補者が立たない、つまりは公明党支持者が自民公認の議員に投票する組織票となっているわけですね。

統一教会についてもあと一歩というところで解明が暗礁に乗り上げましたね。

統一教会の助力が無いと当選できない議員もいるからかもしれませんね?

 

ですが組織の人数には限りがあります。

その人数で当選に至る得票率にするためには全体の投票数を減らさないといけません。

つまりは全体の投票率が低いほうが組織票が勝つわけですね!

日本の選挙は投票率が低い

これもご存知の通り、日本の選挙の投票率は低いですよね。

今回の東京都知事選2024の投票率は約60%です。

それでも前回よりも5%上昇したとか・・・。

つまり前回は約55%だったわけですよね?

約半分の都民しか投票していないんですよ。

それでも都政に不満を持っていたり、前都知事をよく思っていない有権者は多かったでしょう。

でも、その人達のうち何割かは投票にすら行っていないんですよね?

その総数がなんと有権者の約半数に上るわけですから!もったいないですよね?

残りの投票にいかなかった人たちが反対候補にしっかり投票したら・・・組織票に勝てると思いませんか?

投票に行かせない様にしている?

ところが巧妙に投票にいかないように仕向けているフシがあると感じています。

冒頭でも書きましたが、

「投票しても意味がない」「結局組織票が勝つんだ」「あの人が当選してほしくないけど私が1票入れても何も変わらない」と嘆く人がいますよね。

特に選挙期間になるとテレビでもこのような意見を片隅で取り上げていますよね?

これが意外と効いてくると考えています。

 

大っぴらに「投票に行かないで」とは言いません。

あくまで片隅で「選挙に行っても意味が無い」という市民の声(サクラじゃないよね?)が取り立たされます。

たったこれだけで人間の心理に溶け込んでしまうんですよね?

事実、真面目に考えを持って投票に行かれているあなたも上記のような意見があることを知っていると思います。

なぜでしょう?

どこかで聞いたことがあるから?

 

人間の心理としてネガティブな情報の方が聞きやすいですし、記憶に残りやすいんですよ。

お祝いごとなどのポジティブなことはその場で祝って終わりですよね?

当然大いに喜んでその時は祝いますし驚きますが、その後はその話題や関連することが起こった時に思い出すくらいです。

しかしネガティブな情報というのは心配・不安・不満になりますので時たま思い出します。

日々生活していれば不満なことはよくありますし、心配なことも不安なこともよくあるわけです。

人間の記憶の呼び出しには関連的・芋づる的に思い出される兆候があります。

だからこそネガティブな情報は片隅で流されても意外と記憶にこびりつくんですね。

「言い訳」を提供して投票させないようにしている?

「投票しても意味がない」というネガティブ情報は、どうして思い出されるのかというと、1つは「選挙に行くのが面倒」というのがあると思います。

人間誰しも大得意なことは「言い訳を探す」ことです。

ダイエットにしてもそうですし、筋トレや勉強など「やりたくない」事をしようとすると中々モチベーションが上がらず続かないことがあると思います。

その時に必ず起こるのが「言い訳で正当化すること」です。

 

ダイエットしているのにどうしても食べたくなった時、、「食べないでストレスを貯めたほうが持った体に悪いから、”今日だけ”食べちゃおう!明日から頑張るから!!」なんて言い訳して食べていませんか?

筋トレも「これから大事な仕事(用事)があるから疲れないようにしないと」なんて言って筋トレをサボったりしていませんか??

 

はい、それ私です(笑)

 

端から見てはおかしい理由であっても自分の中で納得できれば”良い言い訳”になるわけですよ。つまりは自身の正当化ですね。

 

これが「投票しても意味がない」「組織票は強いよね」というテレビの片隅で流される「提供された言い訳」です。

投票に行くのが面倒だからこのような言い訳で正当化して行かなくなる。それが願いじゃないのか?と邪推してしまいます。

 

国として本当に投票率を上げたいなら確実な方法はあると思うんですけどね?

選挙の不都合な真実?

では投票率がぐぐ~~んと上がって90%台になったらどうなるのでしょうか?

ここからはフィクションといいますか、かなり都合の良い設定での計算になりますのでご了承ください。

本当に世の中を国民主導のものに変えたいのなら、投票率を96%近くにするしか無いですからね。

東京都知事選2024 得票数と得票率

まずは東京都知事選2024のデータを整理してみましょう。

今回の投票率は60.62%でした。

東京都選挙管理委員会によりますと、今回の都知事選の投票率は60.62%で、前回4年前を5.62ポイント上回りました。

都知事選の投票率は60.62%、前回を5.62ポイント上回る 2014年以降で最高(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース

 

各候補の得票率も出ています。それがこちら。

各区市町村の選挙管理委員会が発表した開票結果によると、小池氏の得票数は計291万8015票(得票率42・77%)。前回2020年都知事選の366万1371票より約74万票減らした。  次点は前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)で計165万8363票(24・30%)だった。前立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)は計128万3262票(18・81%)で3位に沈んだ。続いて、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)が計26万7699票、AIエンジニアの安野貴博氏(33)は計15万4638票だった。

都知事選の開票終了、小池氏291万票超 次点は石丸氏、蓮舫氏3位(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

 

表にまとめます。

候補者 得票数 得票率
小池氏 291万8015票 42.77%
石丸氏 165万8363票 24.30%
蓮舫氏 128万3262票 18.81%

 

約2倍近い得票数で小池氏が当選していますね。

この数字を見ると圧倒的で勝てないなと思います。

でも本当にそうでしょうか?

 

組織票は本当に強いのか?

小池氏が42.77%得票したということで過半数には満たなかったですが候補者が乱立して票が分かれていたのに凄い数字だなと思いますよね。

ですがこれは全体の投票率60.62%の中の42.77%ということなんですよ

そうするとどうなるの??何が言いたいの?と思いますよね。

 

小池氏が有権者全体の何%の指示されたのか?を得票数から乱暴に計算するこうなります。

60.62%のうち42.77%が全体でどれだけの割合かを計算します。

まず、60.62%のうち42.77%は次のように計算できます:

60.62 ✕ (42.77 ÷ 100) = 25.93

したがって、60.62%のうち42.77%は全体の約25.94%です。

 

投票には行っていませんが、行けばもしかしたら小池さんに投票していたかもしれません。ですが得票率から計算した有権者数全体での得票率は25.94%となります。都民の4分の1が支持しているんですね。

ですがこの中には組織票が多分に含まれています。実際に支持している人の割合はどれくらい何でしょうか?

他の候補者の数字もまとめるとこうなります。

候補者 投票率 全体の率
小池氏 42.77% 60.62×0.4277=25.93%
石丸氏 24.30% 60.62×0.2430=14.73%
蓮舫氏 18.81% 60.62×0.1881=11.4%

 

東京都知事選2024で考える組織票に勝つ方法

それではここからもっと乱暴に計算していきます。都合が良すぎる仮定で数字を設定していきますが、組織票に勝てるのでしょうか?

単純に言えば、投票しなかった約40%の人が一致団結して表をまとめればどの候補者であっても当選できる事実に驚きを隠せません!

ちょ、計算方法あってますか?心配になってきました。

先ほど有権者全体(投票しなかった人も含めて)で何%の票が集まったのか?を計算してみました。

当選された小池氏ですら有権者全体の25.93%の票を集めただけでした。

選挙に行かなかった人だけで全体の約40%も居ます。

つまりは無投票の全部の票を注ぎ込めが誰でも都知事になれるということです!

 

あれ?本当に計算あってますか?

組織票って実は大したこと無いのかもしれませんね。

 

投票しなかった人の力で組織票には勝てる!?

ではちょっと割合を考えてみますね。これも都合の良い想定になりますが、笑って赦してください(笑)

小池氏は組織票があると言われていますね。

その組織票は全部投票された42.77%(全体では25.93%)にすでに含まれているとします。

残りの無投票の約40%には組織票は無いとしますね。

それでも一般の小池氏支持者がいるでしょう。10%くらい?

 

それで例えば2位だった石丸氏に投票する人が60%居たとします。
(現状に不満でも「投票しても意味がない」と諦めと言い訳で行かなかった人が多かっただろうと推測して・・・)

 

残りの約40%の人が投票に行ったらこの割合で投票されると単純化して仮定すると、残り何%の人が投票すれば逆転できるのか計算しました。

 

 

<<計算中・・・>>

 

 

計算手順は以下の通りです:

  1. 全体の有権者数を Vとします。投票した人数は0.6062Vとなります。
  2. 現在の投票者数は 0.6062V(60.62%) であり、そのうち小池氏の得票率は 42.77%で、石丸氏の得票率は24.3%です。
  3. 小池氏の得票数は、0.6062V ✕ 0.4277 = 0.2593V
    石丸氏の得票数は、0.6062V ✕ 0.243 = 0.1473Vです。
  4. 投票していない40%の有権者数は 0.4Vです。

次に、追加で投票する人数を x とします。
これに対して1位の小池氏に投票する割合が10%、2位の石丸氏に投票する割合が60%です。
得票数は小池氏0.1x、石丸氏0.6xで表せます。

これにより、新しい得票数は以下の通りです:

  • 小池氏 0.2593V + 0.1x
  • 石丸氏 0.1473V + 0.6x

 

逆転の条件を数式で表すと、石丸市の方が多数になれば良いので、

 

0.2593V+0.1x<0.1473V+0.6x

 

となりますね。

この不等式を解きますと・・・

 

0.2593V-0.1473V<0.6x-0.1x

0.112V<0.5x

0.112V÷0.5<x

0.224V<x

となります。

 

どういうことかといいますと・・・

xは「追加で投票する人数」でしたね。
今回投票しなかった約40%の人たちの人数です。

計算結果が、

x>0.224V

ということは、残りの22.4%の人が投票すれば石丸氏が逆転したということですね!

 

設定した数字は残りの有権者が10%が小池氏へ、60%石丸氏へという都合の良い数字で計算しましたが、組織票が無いとされた石丸氏でも組織票には勝てる見込みはあるということですよ。(机上の空論ですが)

 

ちなみに蓮舫氏だと?

蓮舫氏で計算してみました。

組織票もあったはずなのに・・・

蓮舫氏が逆転するためには計算してみると残りの約40%の人が50%の確率で蓮舫さんに投票しないと逆転出来ないです。

先程の計算をしますと、

得票数:

  • 小池氏 0.2593V + 0.1x
  • 蓮舫氏 0.1140V + 0.5x

 

0.1140V + 0.5x>0.2593V + 0.1x

0.4x>0.1453V

x>0.3633V

 

つまり36.33%の人が追加で投票しないと逆転できません。

総投票率が96.95%になりますね。

本来ならこのくらいの選挙投票率が無いとおかしいと思うのですが。

 

まとめ

かなり強引な計算になりましたが、投票率が上がれば組織票に勝てるということはわかりましたね。

実際は多数の候補者が出ていて、票が割れるでしょうから2位の人に60%の票が集まるとは思えません。

ですが、十分に選挙で組織票に勝つ方法があると知っていただければと思います。

諦めずに投票することが第一歩ですよね?

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