何かと最近話題ですが、IOCのバッハ会長が札幌でマラソン・競歩を開催しないなら、東京での開催権も取り上げる!と豪語しているとスポーツ新聞にも書かれていましたね!
真相は分かりません(会議を傍聴出来ませんからね)が、何とも高圧的に出て来ていますよね。
そもそものドーハの世界陸上後のバッハ会長のコメントも、
「マラソン・競歩は札幌開催に決定した」
と言うもの。
東京都に相談せずに勝手に決定しちゃいました!
誤訳かなぁとも思ったのですが、その後の東京都とのやり取りを見ている限り、誤訳では内容ですね?
そもそもIOCと言う組織はなんなのでしょうか??
IOCは何するところ?
IOCとは皆さんご存じ「International Olympic Committee」の略です。
「国際オリンピック委員会」ですね。
役割は何かと言いますと、
1894年にピエール・ド・クーベルタン男爵が近代オリンピックの設立を提言し、オリンピックを通じて世界平和を実現しようと訴えた。
IOCは各オリンピック大会を運営する各大会組織委員会の親組織で、五輪の商標、過去の大会の映像などの著作権その他の、オリンピック関連の知的財産権を国際的に保有する唯一の団体である。
またオリンピックに関するスポーツ競技大会以外の活動(文化オリンピック活動、オリンピック博物館など)も含めた、いわゆる「オリンピック・ムーブメント」を運営統括する団体でもある。
つまりはスポーツを通じて、世界平和を実現しよう!
同じルールの下、同じ競技で競い合えば、自ずとお互いにリスペクトが生まれ、仲良くなれるだろうと言う理念ですね。
文化や経済、政治や宗教では、どうしても衝突が免れないのも事実です。
自国と国民の利益を守るためには仕方のないことで戦うしか無いこともあります。
ですが、そういうしがらみを取っ払って、純粋にスポーツという舞台で切磋琢磨しながら親睦を深め、お互いのことを知ることで、仲良く平和を目指そうよ!!
と言うのが本来のオリンピックの目指すところです!!
しかし、近年は・・・利権に塗れ、名誉や称号に拘り、スポーツそっちのけ、選手もそっちのけで行われている感が否めないのが残念ですね。
東京招致の段階でも裏金、汚職があったのでは無いか?とフランス当局が調べている最中でもありますしね・・・。
バッハさんも噂がありましたが・・・何も無いよね??
本部はスイス・ローザンヌのオリンピックハウスです。
IOCの役割は?
IOCの公式サイトに役割について記述があります。
日本語に訳しますと、
1.最高機関
- 1- IOC(国際オリンピック委員会)は、オリンピック・ムーブメントの最高機関である。
- 2- いかなる資格においてでもオリンピック・ムーブメントに帰属する個人もしくは団体は、オリンピック憲章の規定の拘束を受け、IOCの決定に従わなければならない。
2.IOCの役割
IOCの役割は、オリンピック憲章に則り、率先して『オリンピズム』を普及させることにある。この目的のために、IOCは:
- 1- スポーツおよびスポーツ競技会の調整、組織、育成を奨励し、国際および国内スポーツ団体と連携してオリンピック・ムーブメントの統一強化を目的とする措置の推進ならびに適用を実現する。
- 2- 法的資格のある公共機関や、民間の機関、政府当局と協力して、スポーツを人類のために役立てるよう努力する。
- 3- オリンピック競技大会が確実に定期的に開催されるようにする。
- 4- 平和を推進する活動に参加し、オリンピック・ムーブメント所属員の権利を守るために行動し、オリンピック・ムーブメントの妨げとなるあらゆる差別と闘う。
- 5- 適切な手段により、あらゆる階層および組織において女性のスポーツ振興を強く奨励する。とりわけ国内ならびに国際スポーツ組織の執行部においてこれを推進し、男女平等の原則の完全実施を目指す。
- 6- スポーツ倫理の普及を支援し、奨励する。
- 7- スポーツの場においてはフェア・プレーの精神がまさり、暴力が禁止されることを確実にするため努力を傾注する。
- 8- スポーツにおけるドーピングと率先して闘う。
- 9- 競技者の健康を危険にさらすことのないよう、その防止を目的とした手段を講じる。
- 10- スポーツや競技者が、いかなるかたちにおいても、政治的あるいは商業主義的に悪用されることに反対する。
- 11- スポーツ組織および行政当局に、スポーツ選手の将来の社会的職業的安定の保証に最大限努力するよう働きかける。
- 12- 万人向けのスポーツの育成を促進する。これは高水準のスポーツの基礎となるが、高度なスポーツはまた万人のためのスポーツの発展に寄与するのである。
- 13- 環境問題への責任ある関心を示すという条件のもとでオリンピック競技大会が開催されるよう配慮するとともに、オリンピック・ムーブメントが環境問題に責任ある関心を表明し、そうした関心を活動に反映させ、またオリンピック・ムーブメントに携わるすべての人々に持続可能な開発の重要性に対する関心を喚起することを促進する。
- 14- IOA(国際オリンピック・アカデミー)を支援する。
- 15- その他の機関で、オリンピック教育に専念するものを支援する。
引用元:https://www.joc.or.jp/olympism/charter/chapter1/1_2.html
つまりはオリンピックについての一切合切を管理するところ。
権利関係やスポーツの振興、選手達の権利や未来を守ると言うことをする組織です。
そして9番に、
- 9- 競技者の健康を危険にさらすことのないよう、その防止を目的とした手段を講じる。
とあります。
今回のマラソン・競歩を札幌で開催することに決定することは、この9番に掲げられた役割にそって行われた事だと言えます。
あれ?間違ったことしてない??
というか、そもそもの時点で、真夏に東京で開催すること事態が「競技者の健康を危険にさらすこと」だったんですけどね?
誘致する前から分かっていたことだと思いますが・・・?
ちなみに東京の8月の平均気温は?
「そもそも東京で真夏に開催すること自体が間違い」
と言っている人がちらほらいらっしゃいますが、実際に過去の気温のデータを見てみます。
- 東京オリンピック招致を決めた2011年
- 東京での開催が決まった2013年
- 今年2019年
で1ヶ月の平均気温のデータを気象庁から借りてきました。
比べてみますと意外なことが分かりましたよ!
2011年8月
日平均 27.5
日最高 31.2
日最低 24.6
最高 36.1
最低 19.3
最高湿度 71
最低湿度 38
2013年8月
日平均 29.2
日最高 33.2
日最低 26.0
最高 38.3
最低 20.3
最高湿度 70
最低湿度 34
2019年8月
日平均 28.4
日最高 32.8
日最低 25.2
最高 35.6
最低 20.7
最高湿度 80
最低湿度 39
実際に数値で比べてみましたら、今年の方が東京は涼しかったんですよ!
東京開催が決定した2013年の方が猛暑だったんですね!!
そういえば、熱帯夜続きで夜寝られなかった年がありましたね。アレが2013年だったのか!!
まぁ、2018年8月の東京の最高気温は37.3℃でしたけどね。
歴代会長は?
歴代の会長は誰なのでしょうか?
東京オリンピック誘致時代の会長は誰でしたっけ??
代 | 出身国 | 会長 | 在任 |
---|---|---|---|
1 | ギリシャ | ディミトリオス・ヴィケラス | 1894–1896年 |
2 | フランス | ピエール・ド・クーベルタン男爵 | 1896–1925年 |
3 | ベルギー | アンリ・ド・バイエ=ラトゥール伯爵 | 1925–1942年 |
4 | スウェーデン | ジークフリード・エドストレーム | 1942–1946年代行 1946–1952年 |
5 | アメリカ合衆国 | エイベリー・ブランデージ | 1952–1972年 |
6 | アイルランド | マイケル・モリス・キラニン男爵 | 1972–1980年 |
7 | スペイン | フアン・アントニオ・サマランチ侯爵 | 1980–2001年 |
8 | ベルギー | ジャック・ロゲ伯爵 | 2001–2013年 |
9 | ドイツ | トーマス・バッハ | 2013年 – 現職 |
とバッハさんで9代目になるんですね。
任期はまちまちなんですね。
東京オリンピックの誘致が本格的に開始されたのは、2011年4月に石原都知事が正式に表明してからですね。
この時、
3月に森喜朗が石原に「オリンピックをやると宣言してください。その後、体調がすぐれないなら辞められてもいい」と訴えた経緯もあった。
(参照: 読売新聞 2015年8月19日 朝刊10面 時代の証言者 森喜朗(27))
東京オリンピック誘致本格始動の時期は、バッハ会長では無かったんですね!
前任のベルギーのジャック・ロゲ伯爵だったようです。
この時期は『コンパクト五輪!』と言ってプレゼンをしていたんですよね?
現在はコンパクトどころか、広げた風呂敷を閉じれない位ですからね!
バッハ会長に代わってから、「コンパクト五輪」のコンセプトは無くなったとも言われますが、真相はどうなんでしょうか?
まとめ
IOCはオリンピックに関する様々な権利を統括する組織で有り、スポーツ選手の権利や健康を守る為に開催国の様々な組織に働きかける役割があると言うことが分かりました。
今回、横暴のようにも思えた急な会場の変更決定も、本来のIOCの役割に基づいたことなのかもしれません。
ちょっと乱暴にも思えますけどね。
札幌市でもオリンピックの時期は、候補地となっている大通公園で毎年「さっぽろ夏祭り」が開催されており、大通公園全体を使った大規模なビアガーデンが催されています。
候補地の事情も考慮すべき事と思いますが、札幌市長が乗り気ですからね。
市民の声をしっかり聞いていれば良いのですが・・・
いずれにしても、オリンピック開催まで既に1年を切っていますので、これから新たな場所で準備をするにしても大変シビアなスケジュールになる事は予想できます。
また北海道は雪深い地域でもありますので、積雪が始まれば、準備もままならない事も考えられます。
と言うか間に合うのでしょうか?
大通公園はこれからも様々なイベントも企画されている地でもあります。
有名なところでは「さっぽろ雪祭り」もそうでしょう。
大通公園で強制的にオリンピックの準備をし始めたら、「さっぽろ雪祭り」もどうなるか分かりませんよね??
既に開催日程も2020/2/4~2/11と決まっていますしね!
札幌市民にとって迷惑にしかならないようであれば、折角のオリンピックも歓迎されなくなってしまいます。
どうにか丸く収まる方法はないものでしょうか???
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