新型コロナ感染症とトイレの関係

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着かないですね。

コロナウイルスという種類のウイルスは、実は馴染み深いウイルスであり、今回の武漢コロナにおいては、SARSやMARSのように強毒化したといいますか、他のいつものコロナウイルスに比べて肺炎になりやすいという特徴があるようです。

そこで「感染症・伝染病」といえば不本意ながらトイレでの感染拡大も無視できません。

その点について調べましたよ。

ー　もくじ　ー

トイレで感染広がる？
コロナウイルスは糞尿中に排泄される？
トイレで広がる感染症は？
1. ウイルスや最近はトイレットペーパーを貫通する！？
2. 「O-157」もトイレが注意！？
まとめ

トイレで感染広がる？

Alexas_FotosによるPixabayからの画像

トイレというのは、皆さん必ず使用するものですよね。

自宅のだけじゃなく、学校や職場、店舗や施設など、自分がいる場所のトイレを使用することになると思います。

そして、トイレ内での行動はほとんどの人が同じ行動を取ると思います。

つまりは多くの人が同じ場所に触れて、同じような行動を取るということです。

これが一部の感染症においては感染を広げるファクターとなるものだと言われています。

それが「接触感染」ですね。

コロナウイルスは主にこの「接触感染」で感染が広がって行くものです。

多くの人が無意識のうちに同じ場所を触ってしまうというところにウイルスが付着しているとそこでウイルスをもらって来てしまうのですね。

ですから行動が似通ってくるトイレという場所は気をつけないと行けない場所になります。

コロナウイルスは糞尿中に排泄される？

これまでわかっている中で、コロナウイルスは宿主が感染して、体内で十分にウイルス量が増えてくると発熱などの症状を出すばかりか、糞尿中からもウイルスを排泄すると言われています。

そうしますとトイレ内、特に個室の方にはウイルスが舞い散る可能性も出てきます。

トイレの蓋をせずに水を流すとかなりの飛沫が空気中に舞うというデータもあります。

そして狭い個室ですから、舞い上がった飛沫が壁や扉、ノブに付着してしまいます。

そこを次の人が触れればウイルスをお持ち帰りしてしまうという可能性が高まります。

トイレのあとにはしっかりと石鹸で手を洗う習慣をつけることが大切ですね！

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トイレで広がる感染症は？

トイレで広がる感染症で記憶に新しいのは「ノロウイルス」でしょう。

「ノロウイルス」も非常に強い毒性をもつウイルスであり、命に関わる方もいらっしゃいます。

「ノロウイルス」は感染するとヒトの腸内で増えて、便中に排出されます。

この時にウイルスがトイレ内や手に付着した状態でドアノブや蛇口などに触れることによってウイルスをばらまいてしまうと言われますね。

ウイルスや最近はトイレットペーパーを貫通する！？

ノロウイルスも大腸菌もトイレットペーパー何枚重ねれば手に付着しないでしょうか？

貫通するという表現は正しくないのですが、トイレットペーパーって顕微鏡で見れば非常に目の粗いものです。

ウイルスや最近の方が小さいため通り抜けられてしまいます。

では、トイレットペーパー何枚重ねればよいでしょうか？？

ある研究によりますと、

乾いた状態　7〜10枚でも貫通
湿った状態　30枚でも貫通

という結果があります！！

ですからトイレに行ったら必ず石鹸で手を洗おうということが正しいのです。

もう一つ恐ろしいデータがあります・・・。

トイレの手指温風乾燥機の汚染状況を調べた研究では、女子トイレでは「腸内に居る細菌」が、男子トイレでは「皮膚に居る細菌」が多く検出されたそうです。

要は個室利用だと腸内の細菌が手指に付着する可能性が高いということです。

それがトイレットペーパーでお尻を拭くからか、それとも前の人が蓋を閉めずにトイレを流し、飛沫が舞い上がったために、糞便中に含まれていた細菌類をも舞い上げてしまい扉やノブに付着してしまっていたのかはわかりませんが、やはり狭い個室では巻き上げてしまった飛沫は壁などに付着しやすいですからね。

ちなみに「ノロウイルス」はアルコール消毒が効きません。
そのことで流行した当時は話題になりましたよね！
塩素系漂白剤を使わないと倒せないということで、非常に厄介なウイルスです。

新型コロナウイルスはご安心ください。
しっかりアルコール消毒が効果がありますよ！

ウイルスや細菌によって特性が違いますのでその特性に合わせて対応しないといけませんね。

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「O-157」もトイレが注意！？

「O-157」もかなり話題になりましたね。

腸管出血性大腸菌と言いまして、その字の通り、食中毒でも出血して血便がでることと、高齢者などの免疫の弱っている方が感染しますと腎機能や神経学的障害などの後遺症が残るなど怖い感染症です。

「O-157」は主に動物の腸内に居る大腸菌で、食肉加工や調理方法が悪かったりして、食事に混入することで感染することが多いです。

よく焼肉屋などで話題になりましたよね。

生肉を掴むトングを別にする
しっかり火を通すこと
直箸で生肉を触らない

これらを守れば感染確率がガクッと減るのですが、毎年感染者が出ますよね。

最初の感染はこのように食肉からの感染がほとんどなのですが・・・その感染者からの二次感染の舞台になるのが・・・トイレなんですよ。

「O-157」も感染者の大腸で増えて、糞便中に排出されます。
そのウイルスが何らかの形で手指に付着し、その手で調理したりすると他の人に感染を広げてしまいます。

ノロウイルスよりも耐久力のないウイルスですが、（75度以上で1分以上加熱すると倒せる）感染者は調理をしないことが良いでしょう。

そしてトイレから出たらしっかりと石鹸で手を洗うことが重要です。

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まとめ

トイレは排泄する場所であり、どうしてもウイルスや細菌類も一緒に排出する場所です。

風邪で下痢がひどい時には、病院でも「下痢止め」のお薬は出してもらえないことが多いですよね？

私も以前にひどい下痢を伴う風邪にかかった時に、医師に下痢をなんとかしてくれと頼んだことがあります。（トイレに通いすぎて仕事にならないから）

医師は当然のことながら、

「水分をしっかり補給して脱水症にならないように気をつけてください。そしてしっかりと下痢で出してくださいね！
身体がウイルスを外に出そうとして下痢を起こしているのですから、止めるのなんてとんでもない！
ウイルスを出し切れば、下痢も収まりますから、じゃんじゃん飲んでどんどん出してください！」

といわれましたよ（笑）