百貨店やレストラン、量販店などには隠語が存在します。
一般のお客さんに知らせないでスタッフだけに伝えられるように予め決められている言葉がありますね。
トイレに関することですと、お店や職種によりますけど、「3番」とか「4番」というのが、「トイレ休憩」ということを表していたりします。
特にレストランなどの飲食店ではお客様がお食事を楽しんでいる時に「トイレ」という単語で不快な思いをさせないようにこうした隠語をつかってやり取りをしたりします。
そんな中、「トイレで99番」というアナウンスを聞いたことありますでしょうか?
滅多に聞くことが無いですが、私は一度このアナウンスを聞いたことがありますよ!
どんな意味かと調べてみたら驚きの隠語でした!
「トイレで99番」って何??
私がこの
「トイレで99番」
という館内アナウンスを聞いたお店は・・・
ドン・キホーテ
です!
写真のは物語の「ドン・キホーテ」です(笑)
聞いたのは「激安の殿堂 ドン・キホーテ」ですね。
トイレで99番って何事か起きたの?と思いましたよ。
二桁は変だなと、そして調べてみたら・・・
至急確認してください!」
という意味でした・・・こわっ!
実際は家事ではなく、トイレの中で喫煙しようとしたのかライターで火をつけたということでした。
ただ、ドン・キホーテはああいう形態のお店なので、トイレットペーパーに放火未遂とかもあるそうです。
火気検知器が発報したらすぐにスタッフが確認しに行くことになっているようです。
実は「99番」はトイレだけでなく他でも使われる隠語だそうですよ。
服売り場で「99番」と聞いたことがある人もいました。
なんと売り物についているタグをライターの火で焼き切ろうとしていたんだとか・・・
火が燃え広がったらどうするつもりだったんですかね・・・。
ドン・キホーテでは、特に火気に関して警戒しているようです。
それにはわけがあるようです。
ドン・キホーテ放火事件
ドン・キホーテ放火事件という痛ましい事件が起きました。
昔のドン・キホーテはもっと雑多に商品が置いてあり、天井付近まで商品が積み上げられていたり、通路がもっと狭くなるまで商品が並べられていたんですよ!
その雑多で商品が豊富な雰囲気が「ドン・キホーテ」という感じでした。
冷静になって考えてみると・・・それほど安くは無いのですが、その豊富で雑多な陳列のおかげで、とりあえずドン・キホーテに行けば物が揃うというふうに思われていたことと、なんとなく安いと感じていましたね。(実際安いのもありますね)
そんな雑多な状態でしたので【放火】されたのかもしれませんし、またこのように火災になった時に逃げる際の妨げになるのではないかと議論されました。
この事件の後から、ドン・キホーテでは通路を少し拡げるようにして、商品の陳列ももう少しゆとりがあるようになりました。
事件の概要は
ドン・キホーテ放火事件(ドン・キホーテほうかじけん)は、2004年12月13日と12月15日にディスカウントストア、ドン・キホーテの埼玉県さいたま市内の店舗で相次いで発生した、一連の放火事件(2店舗で3回)。浦和花月店では、店員3人が焼死、8名が負傷する惨事(放火殺人)となり、マスコミ報道では、特に同店の放火火災について取り上げられた。
なお、容疑者の逮捕後に、「同市内の総合スーパーへの放火(合計4件)も同一犯である」とされた。
本項で扱う一連の事件は、以下の通り。ドン・キホーテの店舗については、それぞれの節を参照。日付を省略してあるものは、直上の日付と同一である。なお、事件の関連性については、逮捕後に判明。
- 2004年12月13日18時50分頃、浦和区のGMS北浦和サティ(現:イオン北浦和店)での放火。トイレでトイレットペーパーに放火し、小火が発生。
- 19時20分頃、上記店舗のトイレで2回目の放火(小火)。
- 20時50分頃、ドン・キホーテ浦和花月店の寝具売場で放火。店舗は全焼し、アルバイト店員3名が焼死、8名が負傷。#浦和花月店(12月13日)を参照。
- 23時頃、見沼区のドン・キホーテ大宮大和田店で衣料品に放火(小火)。#大宮大和田店(12月13日)を参照。
- 12月15日15時頃、ドン・キホーテ大宮大和田店で、同一犯が再び放火。店員の制止を振り切り逃走、重要参考人・被疑者として浮上し、22時過ぎに逮捕された。#大宮大和田店(12月15日)、#被疑者の逮捕を参照。
- 15時45分頃、大宮区のイトーヨーカドー大宮店(現:コクーン3)のトイレでの放火(小火)。
- 18時50分頃に、北浦和サティにて、13日と同様の放火。
犯人の女性は、放火前の11月(放火が起きたのは12月)にも同店で金槌を用いてショーケースを破壊してボストンバッグなどを盗んだ容疑で逮捕されていました。
精神疾患での通院歴もあり、簡易精神鑑定で精神衰弱とも判定が出て一時は釈放されていましたが、捜査が実り裁判にこぎつけることができました。
色々ありましたが結果的には、無期懲役となったようです。
このような痛ましい放火事件が有ったことから、ドン・キホーテでは火気に関する警戒が強いようです。
それでも最近にも放火を疑われる様な不審火が起きていました・・・。
まとめ
「トイレで99番」という火気に関する隠語は、過去の痛ましい放火事件により、より警戒されることとなりました。
未だにトイレで喫煙をしようとする人がいるのには驚きですが、喫煙だったらまだ可愛げがある方で、トイレの個室に不法に持ち込んだ商品に火をつけようとしたり、それこそトイレにある燃えやすいもの【トイレットペーパー】に放火しようとする人もまれにいるようです。
日々火気にも警戒して、私達一般客が安心して買い物を楽しめるようにしてくれているんですね!
火気厳禁!
このような悲しい事件が二度と起きないように祈っております!
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