小説家になろう版の「ありふれた職業で世界最強」第1章のあらすじ・ネタバレです!
第1章は、物語の準備段階。
各キャラクターの背景や導入部になりますね。
はじめはゆっくりと物語が進むのですが、第1章の後半から主人公が無双し始めます!
そこからは目まぐるしく物語が進み、シリアスな物語からギャグパートやホロリとくるエピソードなど、スピード感あふれる作品ですよ!
文庫版の小説も出ていますよ!
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ありふれた職業で世界最強 1 オーバーラップ文庫 / 白米良 【文庫】 価格:745円 |
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簡単なあらすじ
- ありふれた高校生がクラスごと異世界の王国に召喚される。
- 異世界で戦う為に訓練を受ける。
- 主人公は勇者ではなく、錬成師(非戦闘系生産職)(そしてオタク)
- クラスのほとんどから蔑まれていた。
- 訓練中の事故(故意)により、主人公はダンジョンの下層へ落下・・・
- 圧倒的な恐怖・生への渇望・地球へ帰還を渇望することで、おとなしかった主人公が変貌する。
- ダンジョン内で生死の境をさまよいながら、変貌していく主人公。
- ヒロイン(正妻)との出会い。
そして・・・ダンジョンをクリアしたら・・・。
ダンジョンの存在する意味・秘密・・・
世界の本当の姿、そして神とは・・・?
決意を新たに、地球への帰還を誓う!
ちょっと詳しく「あらすじ」ネタバレ含む。
物語の始まりは・・・
主人公の南雲ハジメは高校性。
自他ともに認めるオタクである。
徹夜でゲームをして、登校することも多い。
どうもクラス中から蔑まれ侮蔑されているようである。
かといって身なりが不潔だったり、言動が見苦しかったり、ましてやコミュ障というわけではないが、積極性もとりあえずあまりない。
単純に、創作物や漫画・小説、ゲームや映画が好きなだけだ。
(ちなみにハジメの父親はゲームクリエイター、母親は人気少女漫画家と言う事で、生粋のオタクである。ハジメはオタク界のサラブレッドであるから、趣味を人生の中心に持ってくることに恥も遠慮もない。両親ともの仕事をアルバイトとして手伝ったりもしている!)
なぜ、そこまで一部の男子生徒からは直接罵られているかというと・・・
学年一の人気の美少女:白崎香織から構われるからだ。
男子生徒憧れのマドンナが、オタクでパッとしないハジメに話しかける。
それだけで気にくわないのだろう。
そんな学年一ヒエラルキーの低い南雲ハジメのいるクラスが昼休みに忽然と消えた・・・
そう。その瞬間に教室内にいた生徒すべてが一緒に・・・
異世界トータスへの召喚!ハイリヒ王国!
異世界のピンチと言う事で、召喚された南雲のクラス一同(ごく一部の生徒は昼休みに教室にいなかったので召喚を免れた)。
世界を渡るときに、「言語理解」とそれぞれの特性の「職業(ジョブ)」が与えられていた。
白崎香織の幼馴染グループであり、もともと学年でも人気のある正義感溢れる男:天之河光輝が職業『勇者』だ。
一方、南雲ハジメの職業は「錬成師」。
生産職であり戦闘力皆無の職業。
世界を救ってほしいと願われて召喚されたのに戦闘は出来ないと言うことで、異世界の国としても重用できないスキルだった。
召喚されたのは、「ハイリヒ王国」という神山の麓、ここ異世界で絶大な影響力のある聖教教会の本山のお膝元だ。
召喚されたハジメたち一行は、このハイリヒ王国で戦術を学び、戦力を増強しなければならない。
戦闘訓練開始!
訓練は、戦闘訓練と座学というものであった。
これからの訓練は騎士団長のメルド・ロギンスがつきっきりで行う。
騎士団長という要職につくメルドだが、もともと豪放磊落な性格である為、早くから生徒たちと打ち解け、頼れる兄貴という感じであった。
異世界といえばステータス。
この世界には「ステータスプレート」というステータスを表示することができる便利な魔導具がある。
それを全員に配り終えて、それぞれに確認させたところ・・・
南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
- 天職:錬成師
- 筋力:10
- 体力:10
- 耐性:10
- 敏捷:10
- 魔力:10
- 魔耐:10
- 技能:錬成・言語理解
その後、メルドからステータスについて説明があるが・・・
この世界の一般人のレベル1のステータス平均は「10」らしい・・・
初めは召喚されたのにも関わらず・・・各ステータスが見事に「10」。
ほかの生徒たちは、見事にチートスペックとなっている。
ちなみに”勇者”の天之河光輝は、
天之河光輝 17歳 男 レベル:1
- 天職:勇者
- 筋力:100
- 体力:100
- 耐性:100
- 敏捷:100
- 魔力:100
- 魔耐:100
- 技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
と、物の見事に!ステータスは10倍の「100」!!
それだけではなく、「技能」の欄にはスキルが目白押しで並んでいる!
ハジメは、「錬成」と「言語理解」の2つだけ・・・・。
他の生徒も勇者にはかなわないものの、十分なチートスペックである。
なぜ、ハジメだけが平凡すぎるステータスなのか・・・
このことをネタにまた、檜山達のいじめはエスカレートする。
それを見て、白崎香織は憤然として動き出すが、その前に、担任の畑山愛子先生が怒りの声を発した!
「こらー! 何を笑っているんですか! 仲間を笑うなんて先生許しませんよ! ええ、先生は絶対許しません! 早くプレートを南雲君に返しなさい!」
愛子先生は、生徒を分け隔てなく接する先生の鑑のような人である!
ちなみに先生も非戦闘系の転職である。ステータスは、
畑山愛子 25歳 女 レベル:1
- 天職:作農師
- 筋力:5
- 体力:10
- 耐性:10
- 敏捷:5
- 魔力:100
- 魔耐:10
- 技能:土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解
魔力以外のステータスが一般人の平均以下。
ただし、魔力と技能は十分チートスペックだった!
非戦闘系のスキルには変わりないが・・・。
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ハジメは最弱・・・
2週間みっちり訓練をしたが、ハジメは成長も遅かった。
南雲ハジメ 17歳 男 レベル:2
- 天職:錬成師
- 筋力:12
- 体力:12
- 耐性:12
- 敏捷:12
- 魔力:12
- 魔耐:12
- 技能:錬成、言語理解
と、レベルが1上がり・・・ステータスは2上がっただけだ・・・
しかも魔法に適性がないことまでわかってしまった・・・
つまり・・・異世界に来たのに魔法が使えない!
最弱のステータスでいじめにあっていることを除けば、オタクなハジメにとって、せっかくの異世界で魔法が使えないということはショックだった!!
一方、勇者はどうかというと、
天之河光輝 17歳 男 レベル:10
- 天職:勇者
- 筋力:200
- 体力:200
- 耐性:200
- 敏捷:200
- 魔力:200
- 魔耐:200
- 技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読
高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
さすがは勇者である!
チート補正もあり、レベルは10まで!
ステータスは倍になっている!!
しかもちゃんと魔法への適性もある!
ハジメは戦闘系のステータスも上がらず、魔法の適性もない為、使うことができない。
しかも唯一の適性「錬成」も直接対象に触れていないと発動できない。
とことん戦闘には向かないようである。
せめて知識だけでもと、訓練の合間に図書館にこもって様々な知識を詰め込むことに・・・
それでも鬱屈してくることは否めない・・・。
訓練には参加するが、やはり著しくステータスが低いせいで「無能」とよばれ、いじめはエスカレートする一方・・・
挙げ句の果てには、白崎香織に庇われてしまう。
元来、争い事は嫌いで、自分のことに関しては大概のことを笑って流すハジメだ。いじめも笑って流して来た。
でも同級生の女の子に頼るのは流石にできなかった。
そんな中、戦闘訓練はハジメをのぞいて順調なようで、ついに実地訓練となる七大迷宮の一つ「オルクス大迷宮」への遠征が決まった・・・。
オルクス大迷宮・・・そして・・・
オルクス大迷宮は全100層からなる広大なダンジョンとして有名であり、冒険者や傭兵、新兵の訓練に非常に人気がある。
というのは、階層ごとに魔物の強さが測りやすく、レベルにあった鍛錬ができることと、良質な魔石がとれるからだ。
例にもれず、勇者一行の異世界組もまた、このオルクス大迷宮で鍛錬をすることとなった。
そんな、大迷宮挑戦の前日の夜には、ハジメの部屋を訪れた者がいる・・・
異世界召喚という状況により、考えることも多い・・・
思いがけない人の真夜中の訪問に戸惑いながらも、運命の日はやってきた。
訓練の一環として、の迷宮攻略。
20階層くらいまで行って帰ってくる予定だった。
はじめは順調に訓練ができていた。優秀な騎士団長のメルドの指導のもと勇者やチートな召喚組の
しかし、マドンナの気を引きたくて、油断から暴走したある男のせいで、ダンジョンではお馴染みのトラップにかかってしまう!
一挙に転送トラップで65階層まで飛ばされてしまった!!
当然ながら騎士団長がいたとしても倒すことができない魔物が現れる。
「ベヒモス」だ!!
後ろからは「トラウムソルジャー」がわらわらとわいてくる・・・当然生徒達はパニックだ!
初実戦であるし、こんな強力な魔物を目の当たりにするのも初めてだ!
メルドは撤退しろというが、病的なご都合解釈をする”勇者”天之河光輝が討伐をすると息巻く!
勇者が勝てないわけがないとうぬぼれからくる根拠ない自信だ!
パニックに陥る他の生徒。
うぬぼれから暴走気味の勇者。
この状況を見ているハジメは、
「集団にリーダーがいないからまとまらない!このままでは全滅だ」
と思い、なんだかんだ一番カリスマのある天之河に他生徒たちをまとめて撤退するようにいうが聞き入れない。
一番の無能な奴からの指示なんか受けるわけがない。
ただ、ハジメは図書館にて詰め込んだ知識の中に「ベヒモス」の情報もあった。
どうやっても勝てる相手ではない!
案の定・・・勇者達も吹き飛ばされた!
メルドは苦渋の決断をする。
”勇者”だけでも無事連れ帰らなければ・・・
もちろん他の皆も無事連れ帰りたい。
だが状況が許してはくれない・・・。
メルドはここを死地として体を張って食い止めるつもりだ!
とにかく勇者を!人類の希望である勇者を連れ帰らなければ!
そこで飛び出したのは、最弱のはずのハジメだ!
必死の形相でメルドに提案する。
賭けにはなるが、うまくいけばみんなが助かる方法。
そして、その方法はハジメにしか出来ない・・・そう錬成師のハジメにしか・・・
メルドはハジメに必ず助けてやる!と約束しながらも、その策を採用する。
飛び出すハジメ。
なんとか攻撃をそらした結果、地面に頭を埋めるベヒモス!
「錬成」
唯一ハジメにできる魔法を発動する・・・
そのおかげで、なんとか、勇者達パーティーを救出に成功する。
次はハジメが離脱する番だと駆け出して、他の皆が一斉にベヒモスに向けて攻撃を開始した・・・・が!?
嫉妬に狂った男の一撃がハジメの目の前で炸裂した・・・
そのまま行けば離脱できただろうに・・・。
ベヒモス共に崖から・・・
「いやーーーーーーっ!!!!!」
悲痛な叫び声がこだまする・・・・
ハジメは「奈落」と言われるほどの底の見えない崖を落ちて行った・・・。
第1章の前半は説明回が多いかな。
「世界最強」という題名ですが・・・
主人公最弱じゃないか!?
”最強”はどこ行ったの??
異世界無双ものじゃないの!??
なんて思ったでしょうが、その最強に到るまでが大切なんです!
他の異世界無双もののように苦労せず手に入れたチートスキルで無双するというお話ではないのです!
そこが私は好きなんですけどね!
あと生産職というところが大好きです!厨二なとこも!
この後、”奈落の底”で真の魔物に蹂躙され、恐怖と孤独と暗闇とであの”無能”と呼ばれたハジメが変貌していきます。
生死をかけたサバイバル。
現代日本とは違い、命の重さがとてつもなく軽く、そして弱肉強食の世界・・・
現代日本というぬるま湯の世界とは考え方が違います!
そこに気がつき、足掻き、もがき苦しんだ末に行き着いた価値観。
あの弱かったハジメが本当の強者になるまでの物語が始まります!
でもご安心ください。
かなり凄まじく、凄惨な展開になりますが・・・ハジメはちゃんと救われます!
ある人と出会って・・・闇よりもなお昏く混沌としたハジメですが、ちゃんと極彩色に上り詰めるほどの豊かな人生が待ち受けています。
そこに到るまでには、常人では耐えることなどできない苦痛を乗り越えていきます。
第1章は、ハジメのこれからを形成する上で非常に大切で濃厚で、それでいてどうしようもないほど圧倒的で凄惨な経験が描かれています。
これをなくして語れない。
そんな「ありふれた職業で世界最強」になった男の物語です!
第2章からはギャグパートと厨二展開も始まりますので、よりテンポよく楽しめると思います!
ぜひこの第1章をめげずに付いてきてくだされば、極上のエンターテイメントが楽しめます!
「小説家になろう」では本編は完結済みで、その後のアフターストーリーが展開されています。

このアフターストーリーが良いんですよ!
ぜひぜひ
お楽しみくださいね!!
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