今年の夏は各所で猛暑を超えて酷暑と言われ始めていますね。
35度を超える気温がザラにあり、熱中症・脱水症で病院へ運ばれる人も増えています。
夏といえばキャンプ!BBQ!登山に海水浴!!
と楽しみがたくさんですね!
しかし、これだけ暑いと熱中症と脱水症が心配です。
脱水症については適切に水分とミネラル分を補給できていれば防げますが、今年が怖いのは熱中症です。
熱中症は悪化すると命に関わるものです。
せっかく楽しい夏のアクティビティですから安全に楽しみたいですよね。
まずは熱中症について知っておきましょう!
今年の夏はキャンプやBBQが危険!?
今年の夏は暑すぎます!
キャンプやBBQが危険というのは、熱中症対策が不十分だと防げないからですね。
熱中症に関する詳しい解説は後述しますが、単純に言いますと熱中症は体温が上がりすぎて下がらないと起きる症状です。
風邪やインフルエンザに感染して発熱すると外が悪くなりますよね?
38度を超える体温になると具合が悪すぎて動けなくなる人も多いと思います。
熱中症も同じで外気温の高さや発汗でうまく体温が下げられなくなって身体に熱がこもると起きる症状です。
熱中症になっている人の体温を測ると風邪でもないのに高温を示します。
今年の夏は近年に無いくらいに気温が上がっているので身体が慣れていません。
発汗は体温を下げるために起こるものですが、湿気の多い状態では汗がうまく蒸発しませんので気化熱による体温を下げる効果が十分に発揮されません。
ですので汗以外の方法で体温を下げる必要があるのですが、キャンプやBBQでは自然の中で行うでしょうから冷房をつけることも出来ませんし、冷蔵庫がすぐ近くにあるわけではないので身体を冷やすものの数に制限があります。
参加者一人が熱中症になった場合は十分に身体を冷やすグッズを使用できるでしょうが、複数人が熱中症になった場合はグッズが足りなくなるでしょう。
またキャンプやBBQでのお楽しみの一つがビールなどのアルコールでしょう。
クーラーボックスで近々に冷やしたビールはまた格別だと思います。
しかし!
アルコールは利尿作用があり、脱水症を加速してしまいます。
キンキンに冷えていても一時は体温を下げてくれますが、利尿作用でおしっことして水分が身体から抜けてしまうと汗の量が減ってしまいます。
そうしますと発汗による体温を下げる効果が減りますので、熱が身体にこもってしまいます。
またアルコールによって脳がぼやけますので、酔っ払ってしまいますと熱中症の初期の症状に気が付かず、また周りもアルコールによって正常な判断が遅れてしまいますので熱中症が進んでいても気が付かないこともあります。
キャンプやBBQがこの夏は危険だというのは、暑すぎるからですが、以下の理由があります。
- 冷房が無い
(屋外だから当然ですね) - 氷など身体を冷やすグッズに限りがある
- アルコールによる脱水&判断力の低下
適切に熱中症対策ができれば安心ではありますので、まずは熱中症について知りましょう。
熱中症とはどんなもの?
熱中症は、高温環境や過度の身体活動によって引き起こされる熱の過剰負荷による病態です。
熱中症は、体温調節機能が乱れ、体内の熱の蓄積が進み、身体の正常な機能が影響を受ける状態です。
熱中症の段階と症状
熱中症は、軽度から重度までの段階に分類され、それぞれ特定の症状が現れます。以下に、熱中症の段階と一般的な症状を示す表を示します。
段階 | 症状 |
---|---|
軽度 | 疲労感、筋肉のだるさ、頭痛、微熱、めまい |
中等度 | 激しい頭痛、吐き気、嘔吐、発熱、めまい |
重度 | 意識障害、けいれん、意識喪失、高熱 |
この表に示されるように、熱中症の症状は段階的に進行し、重症化すると命に関わる状態に至ることがあります。
熱中症の対策方法
熱中症を予防し、適切に管理するためには、以下の対策が重要です。
- 適切な水分摂取: 高温の環境や身体活動時には、適切な水分摂取が重要です。定期的に水分を補給し、脱水症状を予防します。
- 休息と涼しい場所の利用: 高温の環境では、適度な休息を取り、涼しい場所に滞在することが必要です。屋外での活動時には、遮光帽や日焼け止めを使用して、直射日光を避けましょう。
- 適切な服装: 通気性のある軽い服装を選び、帽子やサングラスを使用することで、体温上昇を抑えます。
- エアコンや扇風機の使用: 室内では、エアコンや扇風機を使用して、涼しい環境を保つことが重要です。
熱中症になってしまったら?
熱中症が発生した場合は、以下の対処法が必要です。
- 緊急治療:
症状が重度である場合は、まず緊急医療を受ける必要があります。意識喪失やけいれんなどの重篤な症状が見られる場合は、迅速に救急医療を受けましょう。 - 体温降下:
熱中症の初期段階では、涼しい場所で休息を取り、体温を下げることが重要です。衣服をゆるめ、体を冷やすために冷たいシャワーを浴びたり、氷を使った冷却パックを利用することが効果的です。 - 水分補給:
軽度から中等度の熱中症では、水分と電解質の補給が必要です。経口補液やスポーツドリンクを摂取し、水分バランスを正常化させましょう。
熱中症は、高温環境や過度の身体活動によって引き起こされる熱の過剰負荷です。
熱中症の症状は段階的に進行し、重症化すると命に関わる状態になります。
適切な水分摂取、休息、涼しい場所の利用、適切な服装などの予防策を実施することが重要です。
熱中症が発生した場合は、速やかに緊急医療を受ける必要があります。熱中症は命に関わる可能性があるため、予防と早期の対応が非常に重要です。
一般的な熱中症についての解説は以上ですが、キャンプやBBQなどの屋外アクティビティでは直射日光や気温の高さ・湿度の高さなど気をつけなければならないことが多いです。
キャンプやBBQでできる熱中症対策を考えていきましょう。
キャンプやBBQでの熱中症対策
キャンプやBBQは自然の中で行うことが多いですよね。
キャンプ場やBBQ会場などもあり、その場合は管理棟や屋内設備がある場所もありますのでそういう場所も活用し、スタッフなどにも熱中症の場合の対処方法を聞いておきましょう。
その上で自分たちでできる熱中症の対策方法を考えていきましょう。
- 熱中症予防(帽子着用、冷却の工夫、水分補給)をする
- 一時的に休憩できるエリアを作ることが大事です。可能であれば、水のスプレーなどでミストエリアを作ると良いでしょう。
- 服装は薄手で通気性の良い素材が理想的です。色も、熱を集めにくい白が良いでしょう。また、通気性の良い帽子をかぶることも大事です。
- 湿度が高い環境では特に注意して水分・塩分補給を心がけましょう。
- 太い血管がある部位(首横・脇下・太股付け根)を冷やして体温を下げることも効果的です。
特に身体の深部を冷やすためには5番目の血液を冷やしていくことが大切です。
最近では色々な熱中症対策グッズが出ていますので活用すると良いですね。
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このような首筋を冷やすグッズも深部体温を下げるのに効果的です。
しっかりとつばの広い帽子を被って直射日光を避けることもしながら首筋を冷やすのが良いですね。
またファン付きベストで風を通すことで汗の蒸発を促して気化熱で冷やすのも良いです。
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他には、木陰やタープテントを張って直射日光を避けられる場所でタライに水を張って足をつけるのもよいですね。
風通しの良いところで、水で足から血液を冷やしていくという昔ながらの方法です。
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キャンプ場などだと水道もあったりである程度水が使用できる場所もありますのでタライに水で冷やすのはおすすめですよ。
あとは氷嚢を使って頭や首筋、脇の下を冷やすのも良いです。
キャンプやBBQにいくときは氷を多めに持って言って氷嚢用にすると良いです。
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氷水で脇の下や股の付け根など太い血管が通っている場所を冷やすと体温が下がりやすいです。
風邪やインフルエンザで高熱が出たときも同じですよね?
炎天下の中楽しむなら、具合が悪くなる前から定期的に数分間ずつ氷嚢で脇の下などを冷やすのも効果的な熱中症対策になりますよ。
しっかりしたクーラーボックスを使えば氷も長時間溶けないように保管できますので、特に暑い時にはこのような氷専用クーラーボックスを追加で持っていくのも必要かもしれません。
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まとめ
今年の夏は暑すぎてキャンプやBBQなどの屋外アクティビティでの熱中症の危険性が高まっています。
自宅の庭でBBQを行う場合は暑ければ冷房の効いた屋内に避難できますが、キャンプ場などではそれが叶いません。
持ち込めるグッズも限られていますので十分な熱中症対策が行えないと体調を崩して楽しめないばかりか、熱中症が悪化すれば病院のお世話になることになるでしょう。
またアルコールが入り、よって熱中症が悪化していることに気が付かなければ最悪命に関わります。
正しく熱中症について知っておくことと、適切な熱中症対策を行うことで安全にキャンプやBBQが楽しめるようになります。
特に熱中症対策では体温を下げることが重要になります。
ハンディ扇風機では十分に体温を下げることが出来ませんし、冷えピタや熱冷まシートなどのおでこに貼るジェルシートではもちろん体温は下がりません!
炎天下の屋外で体温を十分に冷やすためには首筋や脇の下、股の付け根を冷やすのが効果的です。
熱中症対策グッズを活用することと、氷嚢などで定期的に脇の下などを冷やすことがおすすめですね。
少しでも体調が悪くなったら、無理せず冷房の効いた屋内に避難することも大切です。
一気に気温が上がった今年は特に注意が必要ですね!
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