一時期東京でデング熱感染が出て、公園の蚊の駆除等をしたことがありましたね。
そのデング熱の感染者が出た模様です。
蚊を媒介にするデング熱ですが海外で感染する例はいくつかありますが、今回感染したのは、日本の高校生です。
海外渡航も無しとの事で、国内で感染した疑いが強いです。
涼しくなったとはいえ、まだ蚊がいる季節ですので、今後の情報に気を付けて、屋外活動をする時には蚊対策もした方が良いですね!
ニュースでは
東京都の10代の男女二人がデング熱の感染を確認されました。
二人は直近の海外に渡航した記録は無く、国内で感染したとみられます。
感染が確認される前には、二人は修学旅行で奈良県と京都府に行っていたとのことです。
修学旅行先で蚊に刺されて感染したのでは無いかと調べています。
🏥東京都の十代男女 修学旅行先の #奈良 #京都 でデング熱に感染💥#デング熱 は海外で感染するケースが多いが、この生徒2人は直近の渡航歴がなかった。学校関係者でほかにデング熱の患者は確認されておらず、東京都は2人が訪れた先へ情報を提供し、対策を進めている。…⇒https://t.co/rol4Dq6ukE
— ハザードラボ公式⚡防災防犯 (@hazardlab) October 21, 2019
二人は同じ学校に通う同級生で有り、修学旅行先でも同じ班で行動をしていたという。
修学旅行は、先月18日から20日に行われていた。
他の生徒にデング熱の感染は確認されていない模様です。
デング熱とは?
デング熱とはヒトスジシマカを媒介として、感染を広げるウイルス性の病気です。
ヒトからヒトへと直接感染が広がることは無いと言われています。
蚊の中でウイルスが増殖して、その蚊がヒトの血を吸う時にウイルスを感染させていくというものです。
デング熱の症状は?
デング熱の症状は
- 急激な発熱
- 頭痛
- 感染痛
- 発疹
などの症状があらわれます。
免疫力が低下している妊婦や高齢者、糖尿病や腎不全患者などが感染すると、重症化する事があり、その場合は出血したり、ショック状態に陥ることがあります。
主な感染地域は?
デング熱は基本的には日本には無いウイルスでした。
海外渡航で感染することが多い感染症です。
主に亜熱帯や熱帯地方が多いですね。
主な地域として、
- 東南アジア
- 南アジア
- 中南米
- カリブ海諸国
- アフリカ
- オーストラリア
- 中国
- 台湾
でも感染が確認されています。
日本では、海外渡航で感染し国内で発症する例がほとんどですが、以前東京で騒がれていたように、海外から持ち込まれたデング熱感染者をヒトスジシマカが刺した後、ウイルスが増殖した状態で第3者を刺せば感染が拡大することになります。
今回の感染者の10代男女もそのような感染経路では無いか?と言われています。
治療方法は?
残念ながらウイルスを殺す薬はないですね。
解熱のための解熱鎮痛剤と点滴による水分補給が主な治療です。
ウイルスに自分の免疫が勝つまで補助するという感じですね。
デング熱の特徴として、循環血液量の減少、血液濃縮が問題です。
血液の量が減ってドロドロしてくるので、水分を点滴でいれて血液を薄めて量を増やすと言うことが大切だと言うことですね。
ただ、インフルエンザのように空気でヒトからヒトへと感染が広がるわけでは無いので、看病するにしても安心です。
デング熱が疑われる症状が出たら、近くの医療機関に相談して下さい。
特に直近に東南アジアなどのデング熱感染地域に渡航していたら、その旨を医療機関に伝えることを忘れないで下さい。
デング熱の初期症状は風邪やインフルエンザに似ています。
日本には珍しい病気ですので、海外渡航を伝えないと、日本ではありふれた風邪やインフルエンザという間違った診断が下されることがありますので、しっかりと海外に行っていたと言うことを伝えて下さい。
デング熱の特徴をおさらい
感染3 ~7 日後、突然の発熱で始まり、
- 頭痛特に眼窩痛
- 筋肉痛
- 関節痛
を伴うことが多く、
- 食欲不振
- 腹痛
- 便秘
を伴うこともある。
発熱のパターンは二峰性になることが多いようである。発症後、3 ~4 日後より胸部・体幹から始まる発疹が出現し、四肢・顔面へ広がる。
と言うことです。
急激な発熱と頭痛と言うよりも眼窩痛(目の奥が痛い)という様な症状が出るようです。
またインフルエンザなどと違うのが、発疹です!
デング熱発症後、3~4日で胸から発疹がでて、四肢・顔面に拡がるとのこと。
じんましんだと発熱前から出ることが多いですし、肘の内側やお腹、膝の裏などの柔らかい所から発疹が出始めることが多いですよね?
デング熱は胸部や体幹という中心部から発疹が出てくるのが特徴です。
まとめ
今回感染が確認されました学生さんが無事回復されることを祈っております。
蚊に刺される事は夏場は良くあることですので気にならないことが多いですが、
もし蚊に刺されて数日後に急な発熱がありましたらデング熱かもしれません!
病院にかかる時は、
- 直前に海外に行っていなかったか?
- 虫に刺されてからの発熱か?
をしっかりと医者につたえてくださいね。
昨今では、ダニに噛まれての発熱からの命の危険までありましたよね?
このデング熱以外にも、昆虫が媒介する病気があります。
藪の中やキャンプなどのアウトドアの際には、虫除け対策を万全にして下さいね!
昔では考えられなかった、亜熱帯地域の感染症が日本国内でも確認され始めています。
夏の気温が上がり、気候が変わってきたせいでしょうか?
必要以上に怖がることは無いですが、予防はしておいてくださいね。
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